上映「波のした、土のうえ」@名古屋大学

2015/10/18 - activity

『波のした、土のうえ』上映会+トークセッション

いま〈映像を作る〉ということが創りだすもの

What does it create to make a film/films today?

■上映作品 『波のした、土のうえ』(68分, 2014年)

■日時 2015年11月10日(火) 17:30-20:30 [受付 17:20-]

■会場 PHONON CAFE 名古屋大学支店

名古屋大学 全学教育棟北館2階

(名古屋市営地下鉄名城線「名古屋大学駅」1番出口より徒歩5分)

http://www.phonon.jp/pg74.html

■入場料 500円(コーヒー・紅茶フリードリンク付)

■ゲスト 小森はるか氏(映像作家)/瀬尾夏美氏(画家, 作家)/前田真二郎氏(映像作家/IAMAS教授)

■企画 青山太郎(京都工芸繊維大学大学院博士後期課程/名古屋文理大学非常勤講師)

■問い合わせ 名古屋大学「表現の哲学」研究会

aoyama.taro@nagoya-bunri.ac.jp(青山)

主催:名古屋大学「表現の哲学」研究会

協力:日本映像学会中部支部/名古屋大学大学院国際言語文化研究科国際多元文化専攻メディアプロフェッショナル論講座

 

■タイムテーブル

17:30- 主催者挨拶

17:40- プレゼンテーション

18:15- 『波のした、土のうえ』上映

19:35- トークセッション

20:30 終了

 

■企画趣旨

「わたしたちはコミュニケーションを欠いてはいないのであって、反対にコミュニケーションをもちすぎている。だが、わたしたちには創造が欠けている。わたしたちは現在に対する抵抗が欠けているのである」

―――ジル・ドゥルーズ『哲学とは何か』より

本企画では、陸前高田に住まう人々の生活を記録し続けるなかで表現活動を続けるアートユニット・小森はるか+瀬尾夏美による映像作品「波のした、土のうえ」を上映します。またトークセッションでは、小森・瀬尾両氏に加え、『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』を手がけた映像作家の前田真二郎氏をゲストにお迎えします。

あまりに多くのイメージがあまりの速さで行き交うメディア環境、あるいは接続過剰と言われるネットワーク社会の流れになかにあって、なぜ私たちは映像を求めるのか。なぜカメラを回すのか。そして、〈映像を作る〉という行為はいかにしてそうした流れへの介入=創造となりえるのか。そうした問いをめぐりつつ、性急に何かを訴えるためではなく、「ともに考える」ための映像表現のあり方について考えます。

 

■作品概要

「波のした、土のうえ」(2014)

津波を受けた沿岸の町、「陸前高田」で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録を、物語を起こすように構成している。映像作品は、この町に暮らしていた人と小森瀬尾の協同による作品。被写体となる地元住民の方に繰り返しインタビューをしたものを、瀬尾が物語に起こす。その物語をもう一度ご本人にお返しし、ご本人が訂正や調整、書き換えを行いながら、朗読をする。書き直しと朗読を繰り返した声と、この町の風景を重ねるように、小森が映像を編集していく。

 

■ゲストプロフィール

小森はるか+瀬尾夏美|Komori Haruka + Seo Natsumi

映像作家の小森と、画家で作家の瀬尾によるアートユニット。2011年4月、ふたりで沿岸部のボランティアに訪れたことをきっかけに結成。2012年4月に岩手県気仙郡住田町へ移住。沿岸の陸前高田市を中心に、 移り変わる風景や人びとのことばの記録を続けている。また、記録を未来や遠くの人に受け渡すための表 現について考えながら、多様なアート表現をつくり出している。

 

前田真二郎|Maeda Shinjiro

1969年大阪生まれ. 映像作家. IAMAS教授.

映画, メディアアート,ドキュメンタリーなどの分野を横断して, イメージフォーラムフェスティバル, 恵比寿映像祭, 山形国際ドキュメンタリー映画祭などで発表. 舞台や美術など他領域アーティストとのコラボレーション, 展覧会の企画も積極的にすすめている. 2005年よりDVDレーベル SOL CHORD を監修. WEBムービー・プロジェクト”BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW”が, 第16回文化庁メディア芸術祭・アート部門にて優秀賞を受賞.

 

■企画担当

青山太郎|AOYAMA Taro

映像学者、映像デザイナー

1987年愛知県生まれ。京都工芸繊維大学大学院博士後期課程、名古屋文理大学情報メディア学部非常勤講師。今日のメディア環境における映像制作の美学と倫理学のあり方を探求している。