巡回展「波のした、土のうえ」in東京

2016/06/22 - activity

小森はるか+瀬尾夏美

巡回展 波のした、土のうえ in 東京

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in TOKYO

会期:2016年7月8日(金)- 7月31日(日)
時間:平日11:00 – 19:00 土日祝 10:30 – 18:30
展示会場:Gallery蔵
イベント会場:お茶ナビゲート
住所:〒101-0062
東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティB1F
入場料無料(一部イベントは有料)

お問い合わせ
お茶ナビゲート TEL:03-3525-4190
定休日:火曜日※お茶ナビゲートは火曜定休ですが、Gallery蔵は開館いたします。

アクセス
JR御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩2分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 聖橋方面改札 徒歩2分

スクリーンショット 2016-06-22 7.45.01

 

 

 

 

 

 


大津波から5年あまりが経ちます。津波に洗われた東北の沿岸部にあったように、どこに暮らす人にも、きっと同じように5年あまりという時間があったと思います。

私たちは、東京の学生だった2011年4月に初めて東北の沿岸部を訪れ、地域の人たちに助けられていく体験を通して、「ここで生きている人たちの声を誰かに届けたい」と考えるようになりました。そこで、時間や距離を越えて声を届けるひとつの方法として、「記録」に向き合い始めます。 2012年春には岩手県沿岸南部に位置する陸前高田市に拠点を移し、その土地で暮らすことを選びました。私たちはただただ、形を変えていく風景を目の当た りにしながら、陸前高田の人たちに話を聞かせてもらいながら、ここにある日々のかたわらに身を置き続けました。私たちの作品は、この土地と、この土地に生 きる人たちの声を拾おうとする一連の行為の集積と言えるかもしれません。同時にそれらが土地の記録の一部となり、声を届ける媒体になろうとする「表現」の ひとつの形になるように、と考えています。

本巡回展は2014年冬に発表した「波のした、土のうえ」という作品群の展示を軸にし、それ以後から現在までの復興工事のさなかにある風景を取り入れつつ、そ れぞれの巡回先であたらしい構成をつくりながら発表していくものです。そして同時に、訪れる土地で出会えるであろう人たちとの対話を願っています。大津波に 洗われた陸前高田に経過した時間と同じように、他の土地に流れた時間もまた、あの時誰もが予想したどれとも違うものであったでしょう。声を届けながら、声 を受け取っていく。巡回の過程を通して、私たちの展覧会は有機的な運動をともない、更新されていきます。

大津波から6年目のある日に、あなたと出会えることを、たのしみにしています。

2016年7月 小森はるか+瀬尾夏美

 


 

会期中イベント

申込不要・参加費各500円・定員30名(会場:お茶ナビゲート)

◾︎オープニングイベント

2016年7月8日(金)19:00-21:00

ゲスト:高野明彦さん(特定非営利活動法人連想出版理事長)

中村佳史さん(株式会社HUMIコンサルティング代表取締役)

※ 終了後、簡単なオープニングパーティを開催する予定です(ワンドリンク付き)

2P-3P

高野明彦|Takano Akihiko
1956年新潟生まれ、神奈川育ち。特定非営利活動法人連想出版理事長。東大数学科卒。博士(理学)。電機メーカー研究所に20年間勤務の後、2001年より国立情報学研究所教授。2002年より東大大学院教授併任。

 

 

nakamura

中村佳史|Nakamura Yoshifumi
1976年福岡・小倉生まれ。特定非営利活動法人連想出版理事/株式会社HUMIコンサルティング代表取締役。慶大史学科卒。ミュージアムの展示や図書館の情報発信、地域アーカイブを活用した教育プログラム等、文化事業のコーディネータ。

 

 

◾︎トークイベント①

2016年7月10日(日)14:00-16:00 

ゲスト:佐藤徳政さん(クリエイティブ集団 FIVED代表)

sato

佐藤徳政|Sato Tokumasa

1981年生まれ、陸前高田市高田町出身。会社員。「うごく七夕まつり」森前組有志会代表。五本松有志会会長。クリエイティブ集団 FIVED代表。震災により家族(祖母、母、妹)を失う。生まれ育った森の前地区は187世帯が全壊し、町内会も解散。2013年、誇りを胸に不可能と言 われた祭の復活に尽力。毎年、思考を巡らせ舵を取る。また、現在かさ上げが進む中、【五本松】の記憶を取り巻く伝承にも取り組む。伝統や文化を通して「命 の鼓動」を様々な切り口で次世代につなぎ、視野を広く持ち、陸前高田を軸にクリエイティブな聖地構築を志す。

 

◾︎トークイベント②

2016年7月17日(日)14:00-16:00 

ゲスト:O JUNさん(画家)

ojun

O JUN|オウ ジュン

1956年東京生まれ。画家。東京芸術大学大学院美術研究科油絵専攻修士課程修了。バルセロナ、デュッセルドルフなどでの滞在・制作を経て、現在東京芸術大学美術学部教授。近年の主な展覧会に、個展「飛び立つ鳩に、驚く私」ミヅマアートギャラリー/東京、個展「まんまんちゃん、あん」国際芸術センター青森/青森、「O JUN Chikanobu ISHIDA 14days 119years later」/ロンドン、個展「描く児」府中市美術館/東京など多数。また、国立国際美術館/大阪、東京都現代美術館/東京などのパブリックコレクションにも所蔵されている。

 

◾︎トークイベント③

2016年7月26日(火)19:00-21:00 

ゲスト:清水チナツさん(せんだいメディアテーク学芸員)

shimizu

清水チナツ|Shimizu Chinatsu
1983年福岡県北九州生まれ。せんだいメディアテーク学芸員。大学卒業後、NPO法人Art Institute Kitakyushuに所属し、地元作家の展覧会の企画運営を行う。その後、インディペンデントキュレーター遠藤水城とともにインドネシアのアートシーン調査、CREAMヨコハマ国際映像祭アシスタントキュレーター、東京・神保町「路地と人」運営メンバーを経て、現職。メディアテークでは、市民(在野の学習者)とともに展覧会企画制作/メディアセンター運営/フリーペーパーや書籍の編集/対話の場づくり/伝承民話の記録活動にとりくんでいる。NPO remoメンバー。

 

◾︎トークイベント④

2016年7月30日(土)14:00-16:00 

ゲスト:浅野希梨さん(KiNoKuMaYA主宰)

高森順子さん(阪神大震災を記録しつづける会事務局長)

asano

浅野希梨|Asano Kiri

1983年福島生まれ。KiNoKuMaYA主宰。2011年以後、福島でおこる表現にこだわり、表現者と参加者が交わる場づくりを軸に舞台等の企画プロデュースを 行う。2016年から赤坂憲雄氏、小森はるか+瀬尾夏美らと共にアートを介した交流の場“オフグリッドサロン”を運営。人々の生活スタイルに寄り添った文 化や領域横断的な地方型表現活動のあり方を模索してコーディネーターとしても活動している。

 

takamori

高森順子|Takamori Junko

1984 年兵庫県神戸市生まれ。公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構研究員。2010年より手記集制作を行う「阪神大震災を記録しつづける会」事務局 長。2011年より3年間「人と防災未来センター」において震災資料を収集、保存、公開、展示する実務を担当。現在、大阪大学大学院博士後期課程に在籍 し、災害伝承に関するフィールドワークを継続している。専門はグループ・ダイナミックス。

 

 

◾︎てつがくカフェ 朗読会『二重のまち』

2016年7月23日(土)13:30-17:30 

ファシリテーター:西村高宏さん
ファシリテーショングラフィック:近田真美子さん

瀬尾夏美の作品『二重のまち』の朗読会のあと、対話の場・シネマてつがくカフェを開きます。休憩時にはお飲物、お菓子をご用意しております。

*てつがくカフェとは?
わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

*『二重のまち』とは?
瀬尾夏美によるテキスト。副題に「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」とあり、かさ上げや高台造成などでつくられた“あたらしいまち”と、はるか地の底となった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人びとの姿が描かれています。

>>『二重のまち』

nishimura西村高宏|Nishimura Takahiro

福井大学医学部准教授。「てつがくカフェ@せんだい」主宰。専門は臨床哲学。哲学以外の研究者や様々な職業従事者と連携し、医療や教育、科学技 術、政治、アートなどのうちに潜む哲学的な諸問題を読み解く活動をおこなう。2011年3月11日以降は、せんだいメディアテークと連携しながら、震災と いう出来事を自分たちの言葉で語り直す場を拓いている。

 

konda近田真美子|Konda Mamiko

東北福祉大学講師。「てつがくカフェ@せんだい」スタッフ。専門は精神看護学。精神科をはじめ外科病棟やICU病棟にて看護師として働いた後、看 護教育に携わる。てつがくカフェ@せんだいのスタッフとして主にファシリテーション・グラフィックを担当している。また、西村高宏氏とともに、医療とケア をテーマに据えたてつがくカフェ「医療とケアを問い直す」を立ち上げ、哲学的対話実践の場を拓いている。

 

 


主催:特定非営利活動法人連想出版、小森はるか+瀬尾夏美
特別協力:株式会社HUMIコンサルティング
チラシデザイン:伊藤裕
記録:一般社団法人NOOK
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、アーツエイド東北・芸術文化支援事業
協力:一般社団法人NOOK、せんだいメディアテーク3がつ11にちをわすれないためにセンター、てつがくカフェ@せんだい
感謝:阿部裕美さん、鈴木正春さん、紺野勝代さん、陸前高田のちっちゃな花菜(はな)畑のみなさま、陸前高田災害FM、佐々木農機、食堂かもん、大坂写真館、陸前高田のみなさま


これまでの巡回地
第1回 2015.4.25-5.5 岩手県陸前高田市(喫茶 風)
第2回 2015.8.23-9.13 岩手県盛岡市(Cyg art gallery)
第3回 2016.1.9-1.31 兵庫県神戸市(KIITO)
第4回 2016.1.26-2.7 宮城県仙台市(Gallery TURNAROUND)
第5回 2016.2.20-3.6 福島県福島市(ギャラリー・オフグリッド)