ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

開催概要

小森はるか+瀬尾夏美  ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
  新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

 2019年2月2日(土)、3日(日) 会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

瀬尾夏美個展『あわいゆくころ』

 2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝) 会場:東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美個展『風景から歌』

 2019年1月29日(火)〜2月10日(日) 会場:Gallery TURNAROUND 

 

東日本大震災からおよそ8年が経ち、ボランティアを契機にはじまった私たちの共同制作の日々も同じだけ時を重ねました。被災した沿岸各地ではそれぞれに“復興”が進み、あたらしいまちの形が見え始めた場所も少なくありません。

波に洗われ、壊れたものが積み上げられた風景から、まちの痕跡が草はらに覆われていく姿、嵩上げや防潮堤などの巨大な土木工事を経て、あたらしいまちの営みがはじまる。

立ち止まる隙もないほど目まぐるしい日々のなかに確かにあった、一人ひとりの一途な歩み。私たちは陸前高田というまちで、その営みの片隅にいさせてもらいながら、その一部を作品として象ってきました。ふと振り返ると、あの頃まちの人びとが編み出していった言葉や感情、関係を繋いでいくためのさまざまな技術は、この度の被災にかかわらず、これからを生きていく誰でもに必要なものだとも思えます。

いよいよあたらしいまちでの暮らしが始まろうとしているいま、あらためて、私たちがつくってきた作品の数々を並べ直し、“あわいの日々”をまなざすための場をひらきます。

 

小森はるか+瀬尾夏美

 

主催:小森はるか+瀬尾夏美
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団、公益財団法人カメイ社会教育振興財団、公益社団法人 企業メセナ協議会GBFund

上映会

 せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

2018年9月陸前高田で行った滞在制作から生まれた「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」を含む、2011年以降に制作した映像作品の数々を2日間にわたって上映します。また、2月3日(日)には、岡田利規氏(演劇作家、小説家)と濱口竜介氏(映画監督)をゲストに迎え、「テキストを発話すること」をテーマにしたミニレクチャーとトークイベントを行います。

日時:2019年2月2日(土)、3日(日)
    各日11:45開場、12:00より上映、上映開始15分前に開場
定員:150名(プログラム毎の入れ替え制、先着順、申込不要)
会場:せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
入場料:1回券 1,000円
    交代地上映券(トーク付) 2,000円 ※整理番号付
    2日間通し券 3,000円

 ※入場券は、2月2日(土)11:00より、メディアテーク7Fシアター入り口にて販売開始。
 ※1回券は、プログラムA~Eのどちらか1回をご覧になれます。
 ※プログラムF「交代地のうたを編む(仮称)」上映と、レクチャー+トークイベントのご観覧には、交代地上映券(トーク付)、もしくは、通し券をご購入ください。
 ※通し券は、全てのプログラムをご覧になれます。
 ※交代地上映+トークは整理番号順にご入場いただきます。整理番号はチケット購入時に発行されます。

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

■上映スケジュール

 2/2(土)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜15:10 プログラムA 
「あいだのことば」(64分/2012年/小森はるか)
「米崎町りんご農家の記録」(42分/2013年/小森はるか)
「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」(30分/2012年/小森はるか)
「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」(23分/2013年/小森はるか+瀬尾夏美)
「あたらしい地面/地底のうたを聴く」(21分/2015年/小森はるか+瀬尾夏美)
   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由
15:30〜17:10 プログラムB
「息の跡」(93分/2016年/小森はるか)
17:30〜18:50 プログラムC
「空に聞く」(75分/2018年/小森はるか)
19:10〜21:10 プログラムD
砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録(110分/2017年/小森はるか)

 2/3(日)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜13:10 プログラムE
「波のした、土のうえ」 (68分/2014年/小森はるか+瀬尾夏美)
13:30〜17:30 プログラムF
13:30〜14:30 上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」
(60分予定/2019年/小森はるか+瀬尾夏美)

15:00〜17:30 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」
ゲスト:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
    濱口竜介(映画監督)
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)
   ※Fは整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映プログラム

 プログラムF  2/3(日)13:30-17:30   ※整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」

60分予定/2019年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
テキスト:瀬尾夏美/撮影:小森はるか、福原悠介/録音:福原悠介
録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海/スチル:森田具海、布田直志
制作進行:清水 翼/現場応援:清水 仁、武田和恵、布田直志、水谷仁美

2018年9月。あたらしいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録し、そこからあたらしいうたを紡ぐ映像作品を制作していく。

*「二重のまち」(作・瀬尾夏美)とは?
「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」という副題を持つ短編の物語。嵩上げ工事などで造られた“あたらしいまち”とはるか地の底になった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人々の姿が描かれており、実在する人物をモデルとしている。

上映後 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」

登壇者:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)、濱口竜介(映画監督)、小森はるか+瀬尾夏美
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)

■ゲストプロフィール

岡田利規(おかだ・としき)
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。1973年横浜生まれ、熊本在住。従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は、『三月の5日間』にて第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』にて第2回大江健三郎賞。主な著書に『遡行:変形していくための演劇論』、『現在地』(ともに河出書房新社)などがある。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務めた。

濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)
映画監督。1978 年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、助監督や経済番組のAD を経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008 年、修了制作『PASSION』が国内外の映画祭に出品され高い評価を得る。その後も、震災後の東北を写した記録映画『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』(共同監督:酒井耕)、5 時間を超える大長編ドラマ『ハッピーアワー』(2015)など、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。2018 年、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品された最新作『寝ても覚めても』が全国順次公開中。

清水チナツ(しみず・ちなつ)
インディペンデントキュレーター。1983年福岡県生まれ。宮城県在住。2011年から2017年までせんだいメディアテーク学芸員として、市民(在野の学習者)とともに展覧会企画制作、メディアセンター運営、フリーペーパーや書籍の編集、対話の場づくり、伝承民話の記録活動などを担当。主な協働企画展に「増山たづ子と東北の記録者たち」(2016年、SARP 2017年、ギャラリー・オフグリット)、「畠山直哉 まっぷたつの風景」(2016年、せんだいメディアテーク)。現在は写真家・志賀理江子の制作を担当。

 プログラムA  2/2(土)12:00-15:10   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由。

「あいだのことば」
 64分/2012年
撮影・編集:小森はるか

2011年、小森と瀬尾がボランティアで東北沿岸部を訪れたことを契機に、月に1度通いながら続けていた記録の一片。石巻市、陸前高田市で出会った3組のお家で撮影した1年間の会話の記録。

「米崎町りんご農家の記録」
 42分/2013年
撮影・編集:小森はるか

陸前高田市で瓦礫撤去のボランティア活動に参加した際に出会った、りんご農家のご夫婦との会話の記録。ご夫婦は津波の被害を受けた家の修復を待ちながら、家の脇に残った納屋を仮住まいにし、裏山のりんご畑を守りながら暮らしを続けていた。

「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」
30分/2014年
聞き手:瀬尾夏美
撮影・編集:小森はるか

2011年9月に小森と瀬尾は1ヶ月の東北移動滞在を続けながら、並行して、青森・岩手・宮城・福島の沿岸市町村の災害ボランティアセンターを一つずつ訪ね、運営スタッフの方のお話を伺った。今回の上映に合わせ再編集したインタビューの記録。

 

「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」
23分/2013年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

2011 年4 月から繰り返し訪ねている陸前高田に暮らすKさんの記録を中心にした映像とテキストによる作品。小森の映像がその場の状況や語りをありのままに伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。

「あたらしい地面/地底のうたを聴く」
21分/2015年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

陸前高田市森の前地区にある五本松という大きな石。昔から一里塚のような存在だったその巨石は、子どもたちの遊び場となり人びとに親しまれていた。大津波でも流されずに残ったが、嵩上げ工事によって埋まることが決まる。最後に何かがしたいと、まちの人びとは石を囲んで盆踊りをした。お別れを前に聞き取った石にまつわる記憶と、移り変わる風景を記録した作品。2015年に発表した「あたらしい地面/地底のうたを聴く」展の映像作品のみを上映。

 

 プログラムB  2/2(土)15:30-17:10

「息の跡」
93分/2016年
監督・撮影・編集:小森はるか/編集:秦岳志/整音:川上拓也
特別協力:瀬尾夏美/プロデューサー:長倉徳生、秦岳志
製作:カサマフィルム+小森はるか/配給:東風

津波により自宅兼店舗を流された陸前高田市の種苗店経営者・佐藤貞一さんの姿を追ったドキュメンタリー。佐藤さんは、震災直後から自宅跡地にプレハブを建て、営業を再開した。種苗販売のかたわら、津波の経験とその後の生活、また陸前高田の歴史や文化などを、独学した外国語で手記に綴っている。2013年からおよそ3年間の記録。

 プログラムC  2/2(土)17:30-18:50

「空に聞く」
75分/2018年
監督・撮影・編集:小森はるか
撮影・編集・録音・整音:福原悠介
企画:愛知芸術文化センター/制作:愛知県美術館

陸前高田災害FMでパーソナリティを務めた阿部裕美さんのドキュメンタリー。ラジオ収録の記録と当時を振り返る語りによって構成される。耳を傾けなければ聞こえてこないお話を聞き、同じ町に暮らす人たちへとその声を届けていく。阿部さんはラジオを通して、震災によって見えにくくなってしまった「町」をつなぎとめていた。愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品。

 

 プログラムD  2/2(土)19:10-21:10

砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録
110分/2017年
制作:「猿とモルターレ」アーカイブプロジェクト
撮影:小森はるか、酒井耕/編集:小森はるか、中村大地

砂連尾理(振付家・ダンサー)が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品『猿とモルターレ』。2017年3月に茨木市市民総合センターで上演された公演記録。

 プログラムE  2/3(日)12:00-13:10

「波のした、土のうえ」
68分/2014年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。

 

 

 

あわいゆくころ

 東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美 個展『あわいゆくころ』

2011年から現在まで、沿岸のまちで編まれた言葉や人びとの暮らし、仮設的な風景の変遷を綴りつづけてきた記録的なテキストによって、被災からあたらしいまちが出来るまでの“あわいの日々”を構成する展覧会。

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
東北リサーチとアートセンターHP
会期:2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝)
開室時間:金土日の13:00〜20:00(2/11は臨時開室)
 *ただし、2月2日(土)、3日(日)のみ10:00より開室。 
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

 

【関連企画】

1/23(水) やわつちサロン「アートによる“継承”を考える」

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
日時:2019年1月23日(水)19:00〜21:00 
ゲスト:水谷仁美(せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員)
サロンマスター:瀬尾夏美
参加費:500円 ※申込不要
イベント主催:やわらかな土から

■ゲストプロフィール

水谷仁美(みずたに・ひとみ)
せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員。名古屋大学大学院情報科学研究科修了。あいちトリエンナーレ2016 アシスタント・キュレーターを経て、現在はメディアテークで市民協働・震災アーカイブの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当。 同時に、地域が抱える厄災の記憶を扱うカウンターモニュメントやアートプロジェクトの研究を行う。

 



風景から歌

 Gallery TURNAROUND 

瀬尾夏美 個展『風景から歌』

沿岸のまちで聞いた言葉や、そこで営まれる暮らしのあり様から編んだ三つの物語『二重のまち』『飛来の眼には』『みぎわの箱庭』を、絵画、ドローイング、テキストで構成する展覧会。

会場:Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
会期:2019年1月29日(火)〜2月10日(日)
開館時間:11:00〜19:30 日曜は17:00まで
休廊日:月曜日
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへお問い合わせください。
http://turn-around.jp/

 

【関連企画】

1/29(火) オープニングトーク

会場:Gallery TURNAROUND
日時:2019年1月29日(火)18:30〜
18:30〜オープニングパーティ
19:00〜トークイベント
登壇者:清水建人(せんだいメディアテーク学芸員)、関本欣哉(Gallery TURNAROUND代表)、瀬尾夏美
参加費:500円
定員25名、予約優先
申し込み先:info(*)turn-around.jp (*)を@にしてお送り下さい。
主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND

 

■ゲストプロフィール

清水建人(しみず・けんと)
せんだいメディアテーク学芸員。2001年から現職。おもな企画展に「高嶺格 大きな休息」(2008年)、「志賀理江子 螺旋海岸」(2012年)、「記録と想起 イメージの家を歩く」(2014年)、「物語りのかたち」(2015年)、「コンニチハ技術トシテノ美術」(2017年)、「ヒスロム 仮設するヒト」(2018年)などがある。

関本欣哉(せきもと・きんや)
Gallery TURNAROUND代表。1975年宮城県仙台市生まれ。90年代後半よりアート作品の制作、発表をはじめる。2010年 より社会に繋がる表現の場として「Gallery TURNAROUND」を設立。2016年 美術学校「仙台藝術舎/creek」を開校。 2019年より「スタジオ開墾 Kaikon Art Studio Sendai」統括ディレクター。

 



出版関連

 【関連企画・book cafe 火星の庭】 

瀬尾夏美単著 出版記念トークイベント

出版記念として、企画チームの三人で本書が出来るまでの背景や製作に関するエピソードについてあれこれお話します。

会場:book cafe火星の庭(仙台市青葉区本町1-14-30)
日時:2019年2月9日(土)19:00~21:00
登壇者:瀬尾夏美、櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1,000円(ワンドリンク、会場限定のおまけ付き)
定員30名、予約優先
申し込み先:awaiyukukoro(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。
お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
共催:book cafe 火星の庭、あわいゆくころ企画室

■瀬尾夏美 単著『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』
震災後、陸前高田で作品をつくってきた著者が、被災からあたらしいまちの始まりまでの約7年間を“あわいの時間”と捉えて、当時生まれた感情や思想、風景、出会った言葉などを拾い直しながら編んだ初の単著。これまでに自身がツイッター上に綴ってきた言葉と、それらを2018年のいま再び読み返し、歩き直しながら書いたエッセイ、そしてこの出来事を「遠い未来に誰かが語る」、その時間を想像しながら描いた絵物語で構成される。
出版:晶文社
価格:2,000円(税別)
2月1日発売

 
 【関連企画・THE6】 

TALK『アートブックの編集とデザインの裏側』

せんだいメディアテークのプロジェクト「アートノード」のトークシリーズ。今回は、アートブックやアートに関わる書籍の編集とデザインに関わるゲストを招き、具体的な作品を事例に企画・制作から納品までの一連のプロセスについてお話していただきます。編集者とデザイナーがどのような考え方で、どのようなプロセスで書籍を作り上げるのか、丁寧に紐解きます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)13:00〜14:30(開場12:30)
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1000円
https://artnode.smt.jp/event/20181218_5415
定員 30 名(要予約)
申し込み先:一般社団法人Granny Rideto
E-mail : gr(*)grannyrideto.com (*)を@にしてお送り下さい。
TEL : 080-9638-9852
企画運営:一般社団法人Granny Rideto
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)

 
 【関連企画・THE6】 

6LABO vol.42 ワークショップ『アーティストの文章を素材に、編集とデザインを考える』

仙台春日町で行うプロジェクト6LABO。アーティストと一緒に本をつくるとき、編集者やデザイナーは何を考え、どのような手順で製作を進めているのでしょうか。今回のワークショップでは、ふだんアートの分野で本づくりを行う編集者とデザイナーをお呼びし、編集とデザインそれぞれの考え方を体感します。
素材にするのは、震災後の陸前高田を記録してきた、アーティストの瀬尾夏美さんの新著の文章です。簡単なワークを通じて、編集とレイアウトの方法による見え方の違いや、読む体験の変化について考えます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)15:00〜17:00
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1500円
http://the6.jp/event/6labo42_20190210/?fbclid=IwAR1qcxjscusQy3as8xse95zkPZccqKFaeXY5A1591NClmUDbFrzxmN2KkIM
10名(要事前予約)
持ち物:筆記用具(鉛筆かシャープペン、赤ボールペン、消しゴム)、定規、はさみ
申し込み先:THE6 
E-mail:contact(*)the6.jp (*)を@にしてお送り下さい。
タイトル「6LABO vol.42」・お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
主催:THE 6

 

■ゲストプロフィール

櫻井 拓(さくらい・ひろし)
編集者。1984年宮城県生まれ、京都府在住。アートの分野を中心に、作品集や展覧会カタログ、書籍などの印刷物を編集。最近の主な仕事に、『ゴードン・マッタ゠クラーク展』(東京国立近代美術館、2018年)、『引込線2017』(引込線実行委員会、2018年)、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、芸術批評誌『ART CRITIQUE』(n.01–04、2010–2014年)など。展覧会の企画に、小森はるか+瀬尾夏美、佐々木友輔、髙橋耕平「記述の技術 Art of Description」(林田新との共同企画、ARTZONE+MEDIA SHOP gallery、京都、2016年)など。

小池俊起(こいけ・としき)
グラフィックデザイナー。1989年群馬県生まれ、東京都在住。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。最近の主な仕事に、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、『本を、考えてみた』(アーティストブック展実行委員会、2017年)、『坂口寛敏 Pascal Garden, Sea, Light』(東京藝術大学美術学部、2017年)、中村キース・ヘリング美術館監修『キース・ヘリング アートはすべての人のために。』(美術出版社、2016年)など。

 





アクセス・問合せ

■アクセス

・東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」東1出口より徒歩1分
https://artnode.smt.jp/etc/20170630_1470

・Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩5分
http://turn-around.jp/

・せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
アクセス:地下鉄南北線「勾当台公園駅」公園2出口より徒歩6分。地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩13分。仙台市営バス 仙台駅前-60番(仙台TRビル前、地下鉄仙台駅「中央2」出口前)のりばから「定禅寺通市役所前経由交通局大学病院」行き(系統番号がJまたはXで始まるバス)で約10分、メディアテーク前下車。
https://www.smt.jp/info/access/

 

■問合せ先

小森はるか+瀬尾夏美 
メール:komori.seo2018(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへ
http://turn-around.jp/




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