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展覧会「東京スーダラ2019ー希望のうたと舞をつくる」

小森はるか+瀬尾夏美+砂連尾理
「東京スーダラ2019ー希望のうたと舞をつくる」
https://www.setagaya-ldc.net/program/476/
会期:2020年1月25日(土)〜2月16日(日)
時間:10:00~18:00(金曜のみ20:00まで)月曜休み
会場:生活工房(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3・4階)
入場無料




<展覧会概要>
“震災後”を生きていると思っていた私たちは、いつのまにか“オリンピック前”を生きていた――。

東日本大震災による被災地域で活動をおこなってきた映像作家の小森はるかと画家で作家の瀬尾夏美、ダンサーの砂連尾理。本展は、彼らとともに、未曾有の災害と巨大な祝祭のはざまにある日々を見つめ、過去・現在・未来を地続きに繋げなおす想像力と、揺れ動く日常を生き抜くための“術”を探る展覧会です。

彼らの活動のヒントとなったのは、戦後の流行歌『スーダラ節』。コメディアンで歌手の植木等は、戦災復興と高度経済成長の大きな変化の中で、語りづらさや身の置き所のなさを抱えながらも、軽やかに身体を揺らし、スーダラ節を歌います。それは折しも、1964年の東京オリンピックのすこし前のことでした。

現代におけるスーダラ節とは、一体どんなものだろう? 2019年春、そんな問いを起点に、3人のアーティストと公募によって集まった4人のリサーチャーは、“現在の東京”を巡る思考を始めます。その過程でリサーチャーたちは、自身の生活実感に深く関わるテーマとして「震災」「家」「友だち」「老い」をそれぞれ選び、いくつかの対話を続けるなかで、互いに通底する感覚や問題意識に気づいていきます。

現代社会に潜在する問題や、着目すべき事象の数々。本展では、それらを探りあうひそやかな会話から、見知らぬ他者とともに深く対話をするための場づくり、さらには、身体を通してそれぞれの思考を表現し、遠くへ渡していくトライアルまでをおこなった、1年間のワークショップのドキュメントと、それに並行して生まれたテキスト、映像、ドローイング、ダンスなどによる作品を展示、発表します。

アーティストと市民がともに思考と対話とダンスを重ね、つくりだした“希望のうたと舞い”から、祝祭の後も地続きにあるはずの“未来”を主体的に創造していくためのヒントが見つかるかもしれません。

<関連イベント>
ダンスパフォーマンス&アフタートーク
1/26(日)19:00〜21:00 ゲスト:平倉圭さん 
2/2(日)19:00〜21:00 
会場:生活工房4階ワークショップルーム
定員:40名(申込先着)
参加費:2,000円
申込方法:webサイト内の申込フォームまたは電話(03-5432-1543)でお申込みください。
出演:太田遥、小林功弥、安富奏、吉立開途(以上本展リサーチャー)、立教大学現代心理学部映像身体学科砂連尾ゼミ生など

構想・演出:小森はるか+瀬尾夏美+砂連尾理
振付:砂連尾理、立教大学現代心理学部映像身体学科砂連尾ゼミ生
照明デザイン:藤原康弘/照明オペレーション:藤原康弘(1/26)、松尾元(2/2)

アフタートークスピーカー:小森はるか+瀬尾夏美+砂連尾理(両日)

*
レクチャー&ギャラリーツアー
2/9(日)14:00〜16:30 
会場:生活工房4階ワークショップルーム
定員:50名(申込先着)
参加費:500円
申込方法:webサイト内の申込フォームまたは電話(03-5432-1543)でお申込みください。

第12回恵比寿映像祭

第12回 恵比寿映像祭
会期:2020年2月7日(金)〜2月23日(日・祝)※2/10(月)・2/17(月)は休み
時間:10:00~20:00(金曜のみ18:00まで)
会場:東京都写真美術館(目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)、日仏会館、
ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連帯各所ほか
https://www.yebizo.com/jp/




小森はるか+瀬尾夏美
展示「二重のまち/四つの旅のうた」
会場:東京都写真美術館 地下1F展示室
https://www.yebizo.com/jp/artist/detail/484



上映「二重のまち/交代地のうたを編む」(79分/2019年制作)
会場:東京都写真美術館 1Fホール
https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2020-04-03
2/7(金)18:00〜 上映後にQ&Aあり
2/18(火)18:30〜
2/23(日)11:30〜
*
シンポジウム「時間を想像する」
会場:東京都写真美術館 1Fホール
2/8(日)16:30-20:00
第一部:小森+瀬尾、ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・ザニ
第二部:木村友紀、中谷礼二
モデレーター:田坂博子




上映「空に聞く」(73分/2018年制作/小森はるか)
会場:東京都写真美術館 1Fホール
https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2020-04-04
2/14(金)15:00〜
2/22(土)15:00〜

チケットはこちらからご予約いただけます
https://www.yebizo.com/jp/information/ticket.html

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展示作品制作にかかる助成:(公財)朝日新聞文化財団、(公財)カメイ社会教育振興財団

展覧会「災禍とモノと物語り」

 この展覧会は、広島市立大学大学院芸術学研究科の学生、細萱航平のキュレーションによるもので、
エリン・オハラ・スラヴィック、小森はるか+瀬尾夏美、竹内公太、東北大学総合学術博物館の4組を招聘しておのおののプロジェクトを展示します。
これらのプロジェクトでは、石碑や震災遺構、地域に愛された巨石や、被災・被爆遺物といった、災禍に関わる「モノ」が対象とされています。

 東日本大震災から8年以上の月日が流れ、被災した各地では震災遺構やモニュメントといった「モノ」の整備が進められています。
中には奇跡の一本松やリアス・アーク美術館における被災物の展示など、従来とは異なるようなモニュメント性のある「モノ」のあり方が見られるようになりました。東日本大震災は災禍における「モノ」のあり方についても変化を迫ったといえます。

 なぜ、そのような変化は起きたのでしょうか。そして、そもそも「モノ」を通じて災禍の記憶の継承がされるとはどういうことなのでしょうか。
今も災禍の記憶の継承に取り組む広島において、これらの問いを再考するような機会として本展覧会を開催します。

会 期:2019年11月28日 木曜日 ~ 12月4日 水曜日
時 間:11:00 ~ 18:00  (28日のみ19:30まで)
会 場:芸術資料館5階展示室  入場無料

https://www.hiroshima-cu.ac.jp/event/c00016998/

■出品者と出品プロジェクト
エリン・オハラ・スラヴィック:
『Girl’s Shoe Found on the Beach in Iwaki, Fukushima, Japan』2015 、『Cyanotypes of After Hiroshima』2008-2011

小森はるか+瀬尾夏美:
『あたらしい地面/地底のうたを聴く』 2015

竹内公太:
『ブックマーク』2013-2015、『石碑を二度撮る』2013-2016

東北大学総合学術博物館:
『東日本大震災遺構3次元クラウドデータアーカイブ構築公開事業』2013-2019
*予告なく展示作品が変更になる場合があります。

■シンポジウム  
2019年11月28日 木曜日  18:00〜19:30
会 場:芸術資料館5階展示室 入場無料
登壇者:鹿納晴尚(東北大学総合学術博物館技術職員)
    瀬尾夏美(アーティスト)
    細萱航平(本展覧会キュレーター、本学博士後期課程在籍)

【主  催】「災禍とモノと物語り展」実行委員会
【協  力】 広島市立大学芸術学部彫刻研究室、東北大学総合学術博物館、広島市立大学芸術資料館
【お問い合わせ】 芸術資料館  Tel:083-830-1821
         芸術学部分室 Tel:082-830-1507 Fax:082-830-1658

         

継承のしさくー小森はるか+瀬尾夏美ー

会期:2019年10月29日(火)~2019年12月28日(日)
   休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間:10:00~17:00
会場:せんだい3.11メモリアル交流館 2F展示室(地下鉄東西線荒井駅舎内)
入場無料
せんだい3.11メモリアル交流館 公式HP

主催:せんだい3.11メモリアル交流館
企画:せんだい3.11メモリアル交流館、小森はるか+瀬尾夏美
展示構成:清水チナツ
広報デザイン:佐藤豊

制作にかかる助成:(公財)朝日新聞文化財団、(公財)カメイ社会教育振興財団

本展は、アートユニット・小森はるか+瀬尾夏美が岩手県陸前高田市を舞台につくった映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019年)の制作プロセスを自らひもとき、テキストや写真、映像などを用いたドキュメントとして再構成することによって、現代における新たな語り継ぎの手法のひとつとして提案するものです。

 小森+瀬尾は陸前高田の復興過程を目の当たりにするなかで、生活の落ち着きとともに、震災体験の語りが”当事者”から”当事者ではない(と思っている)人たち”へと引き継がれる機会が必要になってきていると感じ、2018年から、両者の出会いの場づくりをはじめました。

 今回、小森+瀬尾はこの映像制作と類似する手法を用いて、仙台市東部沿岸地域の元住民と仙台市域の若者たちがともに歩くフィールドワーク、そして仙台市民が互いの声を聞き合うワークショップを行いました。本展では、その記録もあわせて展示します。仙台市域における語り継ぎについて思索する場づくりの試みと、その記録を展示内に含んだ「継承のしさく*」シリーズ第一弾です。

*「継承のしさく」はシリーズとして、震災の記憶を伝える手法を「思索」し、さまざまな角度からその継承を「試作」するひとつの「施策」です。表現活動を通じた継承を考えるとき、物語や身体表現、音楽などといったある種の「詩作」によって、伝わってきたもの、伝わっていくものがあるのではないかと考え、今後も「継承のしさく」シリーズとしてさまざまな企画を展開します。

【関連企画】
 音楽ライブ「佐藤那美×コダハルカ」   
日時: 11月2日(土)15:00~16:30
入場無料/予約不要
会場:せんだい3.11メモリアル交流館1F
荒浜出身の音楽家・佐藤那美と、映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』の出演者の一人である新潟市出身のシンガーソングライター・コダハルカのコラボレーションライブ。

© Dan Wilton

佐藤那美/Nami Sato
音楽家。1990年生まれ。宮城県仙台市荒浜にて育つ。活動拠点を仙台に置き、フィールドレコーディング、エレクトロニカ、アンビエント、ストリングスなどのサウンドを取り入れた楽曲を制作している。東日本大震災をきっかけに音楽制作を本格的にはじめ、2011年 ミュージシャン七尾旅人主催のDIY HEARTSにてミニアルバムを発表。 2013年 震災で失われた故郷の再構築を試みたアルバム“ARAHAMA callings” を配信リリース。2018年 “Red Bull Music Academy 2018 Berlin” に日本代表として選出。2019年6月28日 ロンドンを拠点とするレーベル THE AMBIENT ZONE より新EP “OUR MAP HERE”をリリース。

 

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コダハルカ (古田春花)Koda Haruka
新潟県出身の17歳。ギターと詠う人。
澄んだ歌声と軽快なギター。生活の中の風景や小さな出来事、大切だと思うことを大事に詠います。
カフェ、ライブハウス、野外イベントなど新潟を中心に活動中。

©Morita Tomomi

 『二重のまち/交代地のうたを編む』の上映会   
日時:11月4日(月・祝)、11月30日(土)、12月8日(日)、12月22日(日)
上映:14:00~(15分前開場)
※11月4日、11月30日は舞台挨拶あり
※12月8日のみ上映後15:40よりギャラリーツアーあり

会場:せんだい3.11メモリアル交流館2Fスタジオ
定員:40名程度
要予約(TEL、FAX、メールにて受付。ご氏名、連絡先、参加人数をお伝えください。)
参加料:500円(ギャラリーツアーのみの参加は無料)

映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』
2019年/79分/英語字幕付
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
新しいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』の朗読を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録した映像作品。

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 『波のした、土のうえ』の上映会+インタビューワークショップ   
日時:11月10日(日)上映14:00~/ワークショップ15:30〜(上映開始15分前開場)
会場:せんだい3.11メモリアル交流館2Fスタジオ
定員:40名程度
要予約(TEL、FAX、メールにて受付。ご氏名、連絡先、参加人数をお伝えください。)
参加料:500円(ワークショップのみの参加は無料)

小森+瀬尾が2014年に陸前高田で制作した映像作品『波のした、土のうえ』の上映と、二人一組となって相手の言葉を語り直す、インタビューワークショップを行います。

映像作品『波のした、土のうえ』
2014年/68分/英語字幕付
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。

【アクセス】
住所:〒984-0032 仙台市若林区荒井字沓形85-4 (地下鉄東西線荒井駅舎内)
電車 仙台駅から荒井駅行き(乗車時間13分)
お車でお越しの際は、近隣の有料駐車場をご利用ください。
http://sendai311-memorial.jp/access/

【申込・問合わせ先】
せんだい3.11メモリアル交流館
TEL 022-390-9022 / FAX 022-353-5710
MAIL office@sendai311-memorial.jp
せんだい3.11メモリアル交流館 公式HP

   

 

映像作品「二重のまち/交代地のうたを編む」の上映

■福島・猪苗代

はじまりの美術館 「二重のまち/交代地のうたを編む」上映会

会場:はじまりの美術館 (福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)

日時:2019年6月22日(土)17:00〜 上映後にレクチャー+トークあり

瀬尾夏美が出品している「あした と きのう のまんなかで」展の関連企画として「二重のまち/交代地のうたを編む」の上映会を開催します。

 

■名古屋

名古屋芸術大学 芸術学部 芸術教養領域第8回公開講座
「リベラルアーツ×震災×協働」

小森はるか+瀬尾夏美
8年目の陸前高田で聞く・語る・伝える

会場:アートラボあいち (名古屋市中区丸の内3丁目4−13)

日時:6/29(土)14:00〜「波のした、土のうえ」終了後、トークあり
6/30(日)15:00〜「二重のまち/交代地のうたを編む」終了後、レクチャー+トークあり
モデレーター:水谷仁美

主催|名古屋芸術大学
協力|あいちトリエンナーレ実行委員会
企画|名古屋芸術大学 芸術教養領域 リベラルアーツ総合研究所
問い合わせ:名古屋芸術大学リベラルアーツインフォメーションセンター
Tel & Fax: 0568-22-0123
Email: nua_la@nua.ac.jp
https://www.nua-la.jp/

 

展覧会「希望のうたと舞いをつくる―東京スーダラ(仮称)」のリサーチメンバー募集について

2020年1月に世田谷区の生活工房(http://www.setagaya-ldc.net/)にて開催する展覧会のため
小森はるか(映像作家)+瀬尾夏美(作家、画家)、砂連尾理(ダンサー・振付家)の新作に関わる
リサーチメンバーを募集します。

申し込みフォームはこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHCTHeLQ1PqZa3PProBvfbevDtSlMfsJlJA9Hv8LfpaNLGRw/viewform

■展覧会概要■
「希望のうたと舞いをつくるー東京スーダラ」(仮称)
開催時期:2020年1月25日(土)~2月16日(日)
主催・会場:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
(東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー3・4階)

アーティストとリーサーチャーが、世田谷区や都内において聞き書きを行い、
2011年の東日本大震災と20209年の東京オリンピックという大きな出来事の狭間における、
人々の生活の中の思いと物語を集め、記録します。
そして、それを元に3人のアーティストが作品を制作し、広く一般の方に向けて展示・発表します。

■アーティストからのメッセージ■
2019年、東京。私たちはいまこの地点に立っています。
あえて形容するとしたら、「震災後」であり、同時に「オリンピック前」である、
ちょうどふたつの大きな事象のはざまにいる、という感じでしょうか。

大災害/大事故のショックのあと、
気づけば巨大な祝祭へと加速的に向かっていく社会状況を目の前にして、
自らの手で何をしたらよいのかをふと見失い、
なんだかぼんやりとしてしまう感覚があるような気がします。

けれど、そうしている間に、「震災」のときに戸惑い、
その後、悩みながら繰り返した密やかな会話の中で気づいたこと、
皮膚感を伴いながら大問題だと感じたはずのあれもこれも、
どこか薄れて、遠い存在になってはいないでしょうか。

いよいよ東京では祝祭の準備がピークを迎え、
その後の社会を想像することも困難に思えてしまうほどの巨大なお祭りが訪れます。

だからその前に、あの時やあれからの日々で気づいたはずの、
忘れちゃ困る、置いていきたくはなかった身近な大問題たちに、
改めて出会い直しに行きませんか。
そうすることで、歴史的な節目の影に埋もれてしまいそうな、
自分たちなりに手触りのある時間軸をつないでいけるかもしれません。

私はまずどこに立っていて、
何に関心を持ち、これからをどうしたいのか。
それを知るために、考える時間を得るために、
東京のまちに出かけて、話を聞き、その移ろいをよく見てみる。
そして、自分だけの地点を獲得して、
ちいさな物語を編み、このまちでうたう。

それが思いがけないユーモアに包まれた、
誰しもが口ずさんでしまうような歌になったら、
隣にいる人やどこか遠いところにいる人たちと、
未来を語るためのあたらしい会話がはじめられるかもしれません。
ちょうど戦後15年で軽やかに歌われたスーダラ節みたいに。

小森はるか+瀬尾夏美、砂連尾理

■リサーチの活動期間■
2019年6月~2020年1月

■内容■
・メンバーおよび作家の関心領域にもとづいたリサーチを、協力しあいながら行います
・リサーチの手法として主に、誰かに会いにいき、その人の話を「聞く」「語る」「書く」ことを行います

■募集人数■
4~5名程度、選考により決定

■応募条件■
・高校生〜30歳以下(2019年4月2日時点)
・下記の月1〜2日程度の東京都内でのリサーチに参加できること

活動予定日:2019年6/2(日)、7/14(日)、8/3(土)~8/4(日)、9/1(日)、
10/6(日)、11/17(日)、12/22(日)、2020年1/18(土)~19(日)
※日程は場合により変更の可能性があります

・人の話を聞くことが好きであること
・面接選考や連絡等のためにインターネットやEメールが使える方
・性別、経験不問

■選考方法■
5月26日(日)に作家による1人20分程度の面接(skype等インターネット利用)を行い選考いたします。
面接時間については、個々に調整させていただきます。
※応募者多数の場合は、書類選考を行った後に面接となります。
※結果はお申込みいただいた方全員にメールでご連絡いたします。

■応募〆切■
5月19日(日)24:00まで

■その他■

・リサーチ1回毎に交通費程度の謝金をお支払します
・食事代などは自己負担となります
・小森、瀬尾、砂連尾の三者の作品のなかでモデルとして描かれたり、
 映像およびパフォーマンスに出演したりする可能性があります
・未成年者の方は、採用決定後、親権者の同意書をご提出いただきます。
・お送りいただく情報は、本件の選考およびそれに関するご連絡にのみ利用いたします。

■問い合わせ先■

(公財)せたがや文化財団 生活工房 info@setagaya-ldc.net ℡03-5432-1543 

ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

開催概要

小森はるか+瀬尾夏美  ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
  新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

 2019年2月2日(土)、3日(日) 会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

瀬尾夏美個展『あわいゆくころ』

 2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝) 会場:東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美個展『風景から歌』

 2019年1月29日(火)〜2月10日(日) 会場:Gallery TURNAROUND 

 

東日本大震災からおよそ8年が経ち、ボランティアを契機にはじまった私たちの共同制作の日々も同じだけ時を重ねました。被災した沿岸各地ではそれぞれに“復興”が進み、あたらしいまちの形が見え始めた場所も少なくありません。

波に洗われ、壊れたものが積み上げられた風景から、まちの痕跡が草はらに覆われていく姿、嵩上げや防潮堤などの巨大な土木工事を経て、あたらしいまちの営みがはじまる。

立ち止まる隙もないほど目まぐるしい日々のなかに確かにあった、一人ひとりの一途な歩み。私たちは陸前高田というまちで、その営みの片隅にいさせてもらいながら、その一部を作品として象ってきました。ふと振り返ると、あの頃まちの人びとが編み出していった言葉や感情、関係を繋いでいくためのさまざまな技術は、この度の被災にかかわらず、これからを生きていく誰でもに必要なものだとも思えます。

いよいよあたらしいまちでの暮らしが始まろうとしているいま、あらためて、私たちがつくってきた作品の数々を並べ直し、“あわいの日々”をまなざすための場をひらきます。

 

小森はるか+瀬尾夏美

 

主催:小森はるか+瀬尾夏美
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団、公益財団法人カメイ社会教育振興財団、公益社団法人 企業メセナ協議会GBFund

上映会

 せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

2018年9月陸前高田で行った滞在制作から生まれた「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」を含む、2011年以降に制作した映像作品の数々を2日間にわたって上映します。また、2月3日(日)には、岡田利規氏(演劇作家、小説家)と濱口竜介氏(映画監督)をゲストに迎え、「テキストを発話すること」をテーマにしたミニレクチャーとトークイベントを行います。

日時:2019年2月2日(土)、3日(日)
    各日11:45開場、12:00より上映、上映開始15分前に開場
定員:150名(プログラム毎の入れ替え制、先着順、申込不要)
会場:せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
入場料:1回券 1,000円
    交代地上映券(トーク付) 2,000円 ※整理番号付
    2日間通し券 3,000円

 ※入場券は、2月2日(土)11:00より、メディアテーク7Fシアター入り口にて販売開始。
 ※1回券は、プログラムA~Eのどちらか1回をご覧になれます。
 ※プログラムF「交代地のうたを編む(仮称)」上映と、レクチャー+トークイベントのご観覧には、交代地上映券(トーク付)、もしくは、通し券をご購入ください。
 ※通し券は、全てのプログラムをご覧になれます。
 ※交代地上映+トークは整理番号順にご入場いただきます。整理番号はチケット購入時に発行されます。

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

■上映スケジュール

 2/2(土)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜15:10 プログラムA 
「あいだのことば」(64分/2012年/小森はるか)
「米崎町りんご農家の記録」(42分/2013年/小森はるか)
「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」(30分/2012年/小森はるか)
「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」(23分/2013年/小森はるか+瀬尾夏美)
「あたらしい地面/地底のうたを聴く」(21分/2015年/小森はるか+瀬尾夏美)
   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由
15:30〜17:10 プログラムB
「息の跡」(93分/2016年/小森はるか)
17:30〜18:50 プログラムC
「空に聞く」(75分/2018年/小森はるか)
19:10〜21:10 プログラムD
砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録(110分/2017年/小森はるか)

 2/3(日)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜13:10 プログラムE
「波のした、土のうえ」 (68分/2014年/小森はるか+瀬尾夏美)
13:30〜17:30 プログラムF
13:30〜14:30 上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」
(60分予定/2019年/小森はるか+瀬尾夏美)

15:00〜17:30 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」
ゲスト:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
    濱口竜介(映画監督)
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)
   ※Fは整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映プログラム

 プログラムF  2/3(日)13:30-17:30   ※整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」

60分予定/2019年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
テキスト:瀬尾夏美/撮影:小森はるか、福原悠介/録音:福原悠介
録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海/スチル:森田具海、布田直志
制作進行:清水 翼/現場応援:清水 仁、武田和恵、布田直志、水谷仁美

2018年9月。あたらしいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録し、そこからあたらしいうたを紡ぐ映像作品を制作していく。

*「二重のまち」(作・瀬尾夏美)とは?
「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」という副題を持つ短編の物語。嵩上げ工事などで造られた“あたらしいまち”とはるか地の底になった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人々の姿が描かれており、実在する人物をモデルとしている。

上映後 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」

登壇者:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)、濱口竜介(映画監督)、小森はるか+瀬尾夏美
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)

■ゲストプロフィール

岡田利規(おかだ・としき)
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。1973年横浜生まれ、熊本在住。従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は、『三月の5日間』にて第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』にて第2回大江健三郎賞。主な著書に『遡行:変形していくための演劇論』、『現在地』(ともに河出書房新社)などがある。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務めた。

濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)
映画監督。1978 年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、助監督や経済番組のAD を経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008 年、修了制作『PASSION』が国内外の映画祭に出品され高い評価を得る。その後も、震災後の東北を写した記録映画『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』(共同監督:酒井耕)、5 時間を超える大長編ドラマ『ハッピーアワー』(2015)など、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。2018 年、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品された最新作『寝ても覚めても』が全国順次公開中。

清水チナツ(しみず・ちなつ)
インディペンデントキュレーター。1983年福岡県生まれ。宮城県在住。2011年から2017年までせんだいメディアテーク学芸員として、市民(在野の学習者)とともに展覧会企画制作、メディアセンター運営、フリーペーパーや書籍の編集、対話の場づくり、伝承民話の記録活動などを担当。主な協働企画展に「増山たづ子と東北の記録者たち」(2016年、SARP 2017年、ギャラリー・オフグリット)、「畠山直哉 まっぷたつの風景」(2016年、せんだいメディアテーク)。現在は写真家・志賀理江子の制作を担当。

 プログラムA  2/2(土)12:00-15:10   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由。

「あいだのことば」
 64分/2012年
撮影・編集:小森はるか

2011年、小森と瀬尾がボランティアで東北沿岸部を訪れたことを契機に、月に1度通いながら続けていた記録の一片。石巻市、陸前高田市で出会った3組のお家で撮影した1年間の会話の記録。

「米崎町りんご農家の記録」
 42分/2013年
撮影・編集:小森はるか

陸前高田市で瓦礫撤去のボランティア活動に参加した際に出会った、りんご農家のご夫婦との会話の記録。ご夫婦は津波の被害を受けた家の修復を待ちながら、家の脇に残った納屋を仮住まいにし、裏山のりんご畑を守りながら暮らしを続けていた。

「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」
30分/2014年
聞き手:瀬尾夏美
撮影・編集:小森はるか

2011年9月に小森と瀬尾は1ヶ月の東北移動滞在を続けながら、並行して、青森・岩手・宮城・福島の沿岸市町村の災害ボランティアセンターを一つずつ訪ね、運営スタッフの方のお話を伺った。今回の上映に合わせ再編集したインタビューの記録。

 

「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」
23分/2013年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

2011 年4 月から繰り返し訪ねている陸前高田に暮らすKさんの記録を中心にした映像とテキストによる作品。小森の映像がその場の状況や語りをありのままに伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。

「あたらしい地面/地底のうたを聴く」
21分/2015年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

陸前高田市森の前地区にある五本松という大きな石。昔から一里塚のような存在だったその巨石は、子どもたちの遊び場となり人びとに親しまれていた。大津波でも流されずに残ったが、嵩上げ工事によって埋まることが決まる。最後に何かがしたいと、まちの人びとは石を囲んで盆踊りをした。お別れを前に聞き取った石にまつわる記憶と、移り変わる風景を記録した作品。2015年に発表した「あたらしい地面/地底のうたを聴く」展の映像作品のみを上映。

 

 プログラムB  2/2(土)15:30-17:10

「息の跡」
93分/2016年
監督・撮影・編集:小森はるか/編集:秦岳志/整音:川上拓也
特別協力:瀬尾夏美/プロデューサー:長倉徳生、秦岳志
製作:カサマフィルム+小森はるか/配給:東風

津波により自宅兼店舗を流された陸前高田市の種苗店経営者・佐藤貞一さんの姿を追ったドキュメンタリー。佐藤さんは、震災直後から自宅跡地にプレハブを建て、営業を再開した。種苗販売のかたわら、津波の経験とその後の生活、また陸前高田の歴史や文化などを、独学した外国語で手記に綴っている。2013年からおよそ3年間の記録。

 プログラムC  2/2(土)17:30-18:50

「空に聞く」
75分/2018年
監督・撮影・編集:小森はるか
撮影・編集・録音・整音:福原悠介
企画:愛知芸術文化センター/制作:愛知県美術館

陸前高田災害FMでパーソナリティを務めた阿部裕美さんのドキュメンタリー。ラジオ収録の記録と当時を振り返る語りによって構成される。耳を傾けなければ聞こえてこないお話を聞き、同じ町に暮らす人たちへとその声を届けていく。阿部さんはラジオを通して、震災によって見えにくくなってしまった「町」をつなぎとめていた。愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品。

 

 プログラムD  2/2(土)19:10-21:10

砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録
110分/2017年
制作:「猿とモルターレ」アーカイブプロジェクト
撮影:小森はるか、酒井耕/編集:小森はるか、中村大地

砂連尾理(振付家・ダンサー)が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品『猿とモルターレ』。2017年3月に茨木市市民総合センターで上演された公演記録。

 プログラムE  2/3(日)12:00-13:10

「波のした、土のうえ」
68分/2014年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。

 

 

 

あわいゆくころ

 東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美 個展『あわいゆくころ』

2011年から現在まで、沿岸のまちで編まれた言葉や人びとの暮らし、仮設的な風景の変遷を綴りつづけてきた記録的なテキストによって、被災からあたらしいまちが出来るまでの“あわいの日々”を構成する展覧会。

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
東北リサーチとアートセンターHP
会期:2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝)
開室時間:金土日の13:00〜20:00(2/11は臨時開室)
 *ただし、2月2日(土)、3日(日)のみ10:00より開室。 
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

 

【関連企画】

1/23(水) やわつちサロン「アートによる“継承”を考える」

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
日時:2019年1月23日(水)19:00〜21:00 
ゲスト:水谷仁美(せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員)
サロンマスター:瀬尾夏美
参加費:500円 ※申込不要
イベント主催:やわらかな土から

■ゲストプロフィール

水谷仁美(みずたに・ひとみ)
せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員。名古屋大学大学院情報科学研究科修了。あいちトリエンナーレ2016 アシスタント・キュレーターを経て、現在はメディアテークで市民協働・震災アーカイブの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当。 同時に、地域が抱える厄災の記憶を扱うカウンターモニュメントやアートプロジェクトの研究を行う。

 



風景から歌

 Gallery TURNAROUND 

瀬尾夏美 個展『風景から歌』

沿岸のまちで聞いた言葉や、そこで営まれる暮らしのあり様から編んだ三つの物語『二重のまち』『飛来の眼には』『みぎわの箱庭』を、絵画、ドローイング、テキストで構成する展覧会。

会場:Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
会期:2019年1月29日(火)〜2月10日(日)
開館時間:11:00〜19:30 日曜は17:00まで
休廊日:月曜日
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへお問い合わせください。
http://turn-around.jp/

 

【関連企画】

1/29(火) オープニングトーク

会場:Gallery TURNAROUND
日時:2019年1月29日(火)18:30〜
18:30〜オープニングパーティ
19:00〜トークイベント
登壇者:清水建人(せんだいメディアテーク学芸員)、関本欣哉(Gallery TURNAROUND代表)、瀬尾夏美
参加費:500円
定員25名、予約優先
申し込み先:info(*)turn-around.jp (*)を@にしてお送り下さい。
主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND

 

■ゲストプロフィール

清水建人(しみず・けんと)
せんだいメディアテーク学芸員。2001年から現職。おもな企画展に「高嶺格 大きな休息」(2008年)、「志賀理江子 螺旋海岸」(2012年)、「記録と想起 イメージの家を歩く」(2014年)、「物語りのかたち」(2015年)、「コンニチハ技術トシテノ美術」(2017年)、「ヒスロム 仮設するヒト」(2018年)などがある。

関本欣哉(せきもと・きんや)
Gallery TURNAROUND代表。1975年宮城県仙台市生まれ。90年代後半よりアート作品の制作、発表をはじめる。2010年 より社会に繋がる表現の場として「Gallery TURNAROUND」を設立。2016年 美術学校「仙台藝術舎/creek」を開校。 2019年より「スタジオ開墾 Kaikon Art Studio Sendai」統括ディレクター。

 



出版関連

 【関連企画・book cafe 火星の庭】 

瀬尾夏美単著 出版記念トークイベント

出版記念として、企画チームの三人で本書が出来るまでの背景や製作に関するエピソードについてあれこれお話します。

会場:book cafe火星の庭(仙台市青葉区本町1-14-30)
日時:2019年2月9日(土)19:00~21:00
登壇者:瀬尾夏美、櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1,000円(ワンドリンク、会場限定のおまけ付き)
定員30名、予約優先
申し込み先:awaiyukukoro(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。
お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
共催:book cafe 火星の庭、あわいゆくころ企画室

■瀬尾夏美 単著『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』
震災後、陸前高田で作品をつくってきた著者が、被災からあたらしいまちの始まりまでの約7年間を“あわいの時間”と捉えて、当時生まれた感情や思想、風景、出会った言葉などを拾い直しながら編んだ初の単著。これまでに自身がツイッター上に綴ってきた言葉と、それらを2018年のいま再び読み返し、歩き直しながら書いたエッセイ、そしてこの出来事を「遠い未来に誰かが語る」、その時間を想像しながら描いた絵物語で構成される。
出版:晶文社
価格:2,000円(税別)
2月1日発売

 
 【関連企画・THE6】 

TALK『アートブックの編集とデザインの裏側』

せんだいメディアテークのプロジェクト「アートノード」のトークシリーズ。今回は、アートブックやアートに関わる書籍の編集とデザインに関わるゲストを招き、具体的な作品を事例に企画・制作から納品までの一連のプロセスについてお話していただきます。編集者とデザイナーがどのような考え方で、どのようなプロセスで書籍を作り上げるのか、丁寧に紐解きます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)13:00〜14:30(開場12:30)
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1000円
https://artnode.smt.jp/event/20181218_5415
定員 30 名(要予約)
申し込み先:一般社団法人Granny Rideto
E-mail : gr(*)grannyrideto.com (*)を@にしてお送り下さい。
TEL : 080-9638-9852
企画運営:一般社団法人Granny Rideto
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)

 
 【関連企画・THE6】 

6LABO vol.42 ワークショップ『アーティストの文章を素材に、編集とデザインを考える』

仙台春日町で行うプロジェクト6LABO。アーティストと一緒に本をつくるとき、編集者やデザイナーは何を考え、どのような手順で製作を進めているのでしょうか。今回のワークショップでは、ふだんアートの分野で本づくりを行う編集者とデザイナーをお呼びし、編集とデザインそれぞれの考え方を体感します。
素材にするのは、震災後の陸前高田を記録してきた、アーティストの瀬尾夏美さんの新著の文章です。簡単なワークを通じて、編集とレイアウトの方法による見え方の違いや、読む体験の変化について考えます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)15:00〜17:00
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1500円
http://the6.jp/event/6labo42_20190210/?fbclid=IwAR1qcxjscusQy3as8xse95zkPZccqKFaeXY5A1591NClmUDbFrzxmN2KkIM
10名(要事前予約)
持ち物:筆記用具(鉛筆かシャープペン、赤ボールペン、消しゴム)、定規、はさみ
申し込み先:THE6 
E-mail:contact(*)the6.jp (*)を@にしてお送り下さい。
タイトル「6LABO vol.42」・お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
主催:THE 6

 

■ゲストプロフィール

櫻井 拓(さくらい・ひろし)
編集者。1984年宮城県生まれ、京都府在住。アートの分野を中心に、作品集や展覧会カタログ、書籍などの印刷物を編集。最近の主な仕事に、『ゴードン・マッタ゠クラーク展』(東京国立近代美術館、2018年)、『引込線2017』(引込線実行委員会、2018年)、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、芸術批評誌『ART CRITIQUE』(n.01–04、2010–2014年)など。展覧会の企画に、小森はるか+瀬尾夏美、佐々木友輔、髙橋耕平「記述の技術 Art of Description」(林田新との共同企画、ARTZONE+MEDIA SHOP gallery、京都、2016年)など。

小池俊起(こいけ・としき)
グラフィックデザイナー。1989年群馬県生まれ、東京都在住。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。最近の主な仕事に、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、『本を、考えてみた』(アーティストブック展実行委員会、2017年)、『坂口寛敏 Pascal Garden, Sea, Light』(東京藝術大学美術学部、2017年)、中村キース・ヘリング美術館監修『キース・ヘリング アートはすべての人のために。』(美術出版社、2016年)など。

 





アクセス・問合せ

■アクセス

・東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」東1出口より徒歩1分
https://artnode.smt.jp/etc/20170630_1470

・Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩5分
http://turn-around.jp/

・せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
アクセス:地下鉄南北線「勾当台公園駅」公園2出口より徒歩6分。地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩13分。仙台市営バス 仙台駅前-60番(仙台TRビル前、地下鉄仙台駅「中央2」出口前)のりばから「定禅寺通市役所前経由交通局大学病院」行き(系統番号がJまたはXで始まるバス)で約10分、メディアテーク前下車。
https://www.smt.jp/info/access/

 

■問合せ先

小森はるか+瀬尾夏美 
メール:komori.seo2018(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへ
http://turn-around.jp/




カレンダー

映像作品「波のした、土のうえ」上映情報

■名古屋

第32回 自主製作映画フェスティバル

会場:名古屋シネマテーク

日時:2018年12月21日(金)〜23日(日)

Cプログラムにて、「ちかくてとおい」(監督 大久保愉伊)との併映です!

 

■山口

マーク・テ+YCAM共同企画展「呼吸する地図たち」

会場:山口情報芸術センター

日時:2018年12月15日(土)〜2019年3月3日(日)

3 がつ 11 にちをわすれないためにセンター展覧会「記録と想起・イメージの家を歩く」より、小森はるか + 瀬尾夏美「波のした、土のうえ」、鈴尾啓太「沿岸部の風景」、藤井光 「沿岸部の風景記録」が展示されます。

 

■東京 終了しました

交差する視点 - 日仏インディペンデント映画特集

会場:アンスティチュ・フランセ東京

日時:2018年11月9日(金)

15:30〜「人間ピラミッド」(監督 ジャン・ルーシュ)

18:00〜「波のした、土のうえ」、「THE COCKPIT」(監督 三宅 唱)

上映後、三宅監督によるティーチインがあります!

 

巡回展「波のした、土のうえ」in秋田

小森はるか+瀬尾夏美

第10回 巡回展 波のした、土のうえ in 秋田

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in AKITA

「波のした、土のうえ」。津波のあとに残された痕跡とそこに宿る人びとの記憶を、素手で収集しつづける一連の行為の集積が、大津波から7年を経て、日本の各地へと巡回していきます。
第10回目は、秋田ケーブルテレビCNA内にある「秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT」で開催します。期間中は小森+瀬尾によるギャラリートークのほか、秋田公立美大教員の方が主催している「向三軒両隣」と共に、二夜連続公開講座を行います。

会期:2018年10月6日(土)~12月2日(日)
開館時間:9:00〜18:00
会場:秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT
(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ内)

観覧無料

WEB:http://www.akibi.ac.jp/news/21555.html


【会期中イベント】

ギャラリートーク

日時:10月6日(土)18:00~19:30
会場:BIYONG POINT
参加費無料、予約不要

小森+瀬尾による二夜連続公開講座

①土地に入って作品をつくる
日時:11月15日(木)18:00~20:00
②展覧会をつくり、使う
日時:11月16日(金)18:00~20:00

会場:アラヤイチノ(秋田市新屋表町8-11)
参加費無料、予約不要
共催:向三軒両隣


共催:小森はるか+瀬尾夏美、秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた

協力:CNA秋田ケーブルテレビ

【お問い合わせ】
NPO法人アーツセンターあきた
TEL: 018-888-8137
Mail: info@artscenter-akita.jp
BIYONG POINT Facebook:https://www.facebook.com/biyongpoint/

 

「星空と路ー資料室」

2018年2月24日(土)-4月22日(日) 9:00-22:00
※3月22日(木)はお休み

場所:せんだいメディアテーク 7f ラウンジ
※3月7日(水)-11日(日)は1f オープンスクエアで同時開催

入場無料

公式ホームページ http://recorder311.smt.jp/information/57403/

震災まつわる事柄を記録してきた「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の参加者による、震災から7年をむかえる今の活動や記録群の一部を展示しており、小森+瀬尾も参加しています。

各地の人たちが朗読した「二重のまち」の声、陸前高田の人たちとつくった映像「声の辿り」、短い新作テキストと写真「あのころの風景」から構成しました。