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展覧会「災禍とモノと物語り」

 この展覧会は、広島市立大学大学院芸術学研究科の学生、細萱航平のキュレーションによるもので、
エリン・オハラ・スラヴィック、小森はるか+瀬尾夏美、竹内公太、東北大学総合学術博物館の4組を招聘しておのおののプロジェクトを展示します。
これらのプロジェクトでは、石碑や震災遺構、地域に愛された巨石や、被災・被爆遺物といった、災禍に関わる「モノ」が対象とされています。

 東日本大震災から8年以上の月日が流れ、被災した各地では震災遺構やモニュメントといった「モノ」の整備が進められています。
中には奇跡の一本松やリアス・アーク美術館における被災物の展示など、従来とは異なるようなモニュメント性のある「モノ」のあり方が見られるようになりました。東日本大震災は災禍における「モノ」のあり方についても変化を迫ったといえます。

 なぜ、そのような変化は起きたのでしょうか。そして、そもそも「モノ」を通じて災禍の記憶の継承がされるとはどういうことなのでしょうか。
今も災禍の記憶の継承に取り組む広島において、これらの問いを再考するような機会として本展覧会を開催します。

会 期:2019年11月28日 木曜日 ~ 12月4日 水曜日
時 間:11:00 ~ 18:00  (28日のみ19:30まで)
会 場:芸術資料館5階展示室  入場無料

https://www.hiroshima-cu.ac.jp/event/c00016998/

■出品者と出品プロジェクト
エリン・オハラ・スラヴィック:
『Girl’s Shoe Found on the Beach in Iwaki, Fukushima, Japan』2015 、『Cyanotypes of After Hiroshima』2008-2011

小森はるか+瀬尾夏美:
『あたらしい地面/地底のうたを聴く』 2015

竹内公太:
『ブックマーク』2013-2015、『石碑を二度撮る』2013-2016

東北大学総合学術博物館:
『東日本大震災遺構3次元クラウドデータアーカイブ構築公開事業』2013-2019
*予告なく展示作品が変更になる場合があります。

■シンポジウム  
2019年11月28日 木曜日  18:00〜19:30
会 場:芸術資料館5階展示室 入場無料
登壇者:鹿納晴尚(東北大学総合学術博物館技術職員)
    瀬尾夏美(アーティスト)
    細萱航平(本展覧会キュレーター、本学博士後期課程在籍)

【主  催】「災禍とモノと物語り展」実行委員会
【協  力】 広島市立大学芸術学部彫刻研究室、東北大学総合学術博物館、広島市立大学芸術資料館
【お問い合わせ】 芸術資料館  Tel:083-830-1821
         芸術学部分室 Tel:082-830-1507 Fax:082-830-1658

         

継承のしさくー小森はるか+瀬尾夏美ー

会期:2019年10月29日(火)~2019年12月28日(日)
   休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
開館時間:10:00~17:00
会場:せんだい3.11メモリアル交流館 2F展示室(地下鉄東西線荒井駅舎内)
入場無料
せんだい3.11メモリアル交流館 公式HP

主催:せんだい3.11メモリアル交流館
企画:せんだい3.11メモリアル交流館、小森はるか+瀬尾夏美
展示構成:清水チナツ
広報デザイン:佐藤豊

制作にかかる助成:(公財)朝日新聞文化財団、(公財)カメイ社会教育振興財団

本展は、アートユニット・小森はるか+瀬尾夏美が岩手県陸前高田市を舞台につくった映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019年)の制作プロセスを自らひもとき、テキストや写真、映像などを用いたドキュメントとして再構成することによって、現代における新たな語り継ぎの手法のひとつとして提案するものです。

 小森+瀬尾は陸前高田の復興過程を目の当たりにするなかで、生活の落ち着きとともに、震災体験の語りが”当事者”から”当事者ではない(と思っている)人たち”へと引き継がれる機会が必要になってきていると感じ、2018年から、両者の出会いの場づくりをはじめました。

 今回、小森+瀬尾はこの映像制作と類似する手法を用いて、仙台市東部沿岸地域の元住民と仙台市域の若者たちがともに歩くフィールドワーク、そして仙台市民が互いの声を聞き合うワークショップを行いました。本展では、その記録もあわせて展示します。仙台市域における語り継ぎについて思索する場づくりの試みと、その記録を展示内に含んだ「継承のしさく*」シリーズ第一弾です。

*「継承のしさく」はシリーズとして、震災の記憶を伝える手法を「思索」し、さまざまな角度からその継承を「試作」するひとつの「施策」です。表現活動を通じた継承を考えるとき、物語や身体表現、音楽などといったある種の「詩作」によって、伝わってきたもの、伝わっていくものがあるのではないかと考え、今後も「継承のしさく」シリーズとしてさまざまな企画を展開します。

【関連企画】
 音楽ライブ「佐藤那美×コダハルカ」   
日時: 11月2日(土)15:00~16:30
入場無料/予約不要
会場:せんだい3.11メモリアル交流館1F
荒浜出身の音楽家・佐藤那美と、映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』の出演者の一人である新潟市出身のシンガーソングライター・コダハルカのコラボレーションライブ。

© Dan Wilton

佐藤那美/Nami Sato
音楽家。1990年生まれ。宮城県仙台市荒浜にて育つ。活動拠点を仙台に置き、フィールドレコーディング、エレクトロニカ、アンビエント、ストリングスなどのサウンドを取り入れた楽曲を制作している。東日本大震災をきっかけに音楽制作を本格的にはじめ、2011年 ミュージシャン七尾旅人主催のDIY HEARTSにてミニアルバムを発表。 2013年 震災で失われた故郷の再構築を試みたアルバム“ARAHAMA callings” を配信リリース。2018年 “Red Bull Music Academy 2018 Berlin” に日本代表として選出。2019年6月28日 ロンドンを拠点とするレーベル THE AMBIENT ZONE より新EP “OUR MAP HERE”をリリース。

 

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コダハルカ (古田春花)Koda Haruka
新潟県出身の17歳。ギターと詠う人。
澄んだ歌声と軽快なギター。生活の中の風景や小さな出来事、大切だと思うことを大事に詠います。
カフェ、ライブハウス、野外イベントなど新潟を中心に活動中。

©Morita Tomomi

 『二重のまち/交代地のうたを編む』の上映会   
日時:11月4日(月・祝)、11月30日(土)、12月8日(日)、12月22日(日)
上映:14:00~(15分前開場)
※11月4日、11月30日は舞台挨拶あり
※12月8日のみ上映後15:40よりギャラリーツアーあり

会場:せんだい3.11メモリアル交流館2Fスタジオ
定員:40名程度
要予約(TEL、FAX、メールにて受付。ご氏名、連絡先、参加人数をお伝えください。)
参加料:500円(ギャラリーツアーのみの参加は無料)

映像作品『二重のまち/交代地のうたを編む』
2019年/79分/英語字幕付
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
新しいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』の朗読を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録した映像作品。

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 『波のした、土のうえ』の上映会+インタビューワークショップ   
日時:11月10日(日)上映14:00~/ワークショップ15:30〜(上映開始15分前開場)
会場:せんだい3.11メモリアル交流館2Fスタジオ
定員:40名程度
要予約(TEL、FAX、メールにて受付。ご氏名、連絡先、参加人数をお伝えください。)
参加料:500円(ワークショップのみの参加は無料)

小森+瀬尾が2014年に陸前高田で制作した映像作品『波のした、土のうえ』の上映と、二人一組となって相手の言葉を語り直す、インタビューワークショップを行います。

映像作品『波のした、土のうえ』
2014年/68分/英語字幕付
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。

【アクセス】
住所:〒984-0032 仙台市若林区荒井字沓形85-4 (地下鉄東西線荒井駅舎内)
電車 仙台駅から荒井駅行き(乗車時間13分)
お車でお越しの際は、近隣の有料駐車場をご利用ください。
http://sendai311-memorial.jp/access/

【申込・問合わせ先】
せんだい3.11メモリアル交流館
TEL 022-390-9022 / FAX 022-353-5710
MAIL office@sendai311-memorial.jp
せんだい3.11メモリアル交流館 公式HP

   

 

展覧会「希望のうたと舞いをつくる―東京スーダラ(仮称)」のリサーチメンバー募集について

2020年1月に世田谷区の生活工房(http://www.setagaya-ldc.net/)にて開催する展覧会のため
小森はるか(映像作家)+瀬尾夏美(作家、画家)、砂連尾理(ダンサー・振付家)の新作に関わる
リサーチメンバーを募集します。

申し込みフォームはこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHCTHeLQ1PqZa3PProBvfbevDtSlMfsJlJA9Hv8LfpaNLGRw/viewform

■展覧会概要■
「希望のうたと舞いをつくるー東京スーダラ」(仮称)
開催時期:2020年1月25日(土)~2月16日(日)
主催・会場:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
(東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー3・4階)

アーティストとリーサーチャーが、世田谷区や都内において聞き書きを行い、
2011年の東日本大震災と20209年の東京オリンピックという大きな出来事の狭間における、
人々の生活の中の思いと物語を集め、記録します。
そして、それを元に3人のアーティストが作品を制作し、広く一般の方に向けて展示・発表します。

■アーティストからのメッセージ■
2019年、東京。私たちはいまこの地点に立っています。
あえて形容するとしたら、「震災後」であり、同時に「オリンピック前」である、
ちょうどふたつの大きな事象のはざまにいる、という感じでしょうか。

大災害/大事故のショックのあと、
気づけば巨大な祝祭へと加速的に向かっていく社会状況を目の前にして、
自らの手で何をしたらよいのかをふと見失い、
なんだかぼんやりとしてしまう感覚があるような気がします。

けれど、そうしている間に、「震災」のときに戸惑い、
その後、悩みながら繰り返した密やかな会話の中で気づいたこと、
皮膚感を伴いながら大問題だと感じたはずのあれもこれも、
どこか薄れて、遠い存在になってはいないでしょうか。

いよいよ東京では祝祭の準備がピークを迎え、
その後の社会を想像することも困難に思えてしまうほどの巨大なお祭りが訪れます。

だからその前に、あの時やあれからの日々で気づいたはずの、
忘れちゃ困る、置いていきたくはなかった身近な大問題たちに、
改めて出会い直しに行きませんか。
そうすることで、歴史的な節目の影に埋もれてしまいそうな、
自分たちなりに手触りのある時間軸をつないでいけるかもしれません。

私はまずどこに立っていて、
何に関心を持ち、これからをどうしたいのか。
それを知るために、考える時間を得るために、
東京のまちに出かけて、話を聞き、その移ろいをよく見てみる。
そして、自分だけの地点を獲得して、
ちいさな物語を編み、このまちでうたう。

それが思いがけないユーモアに包まれた、
誰しもが口ずさんでしまうような歌になったら、
隣にいる人やどこか遠いところにいる人たちと、
未来を語るためのあたらしい会話がはじめられるかもしれません。
ちょうど戦後15年で軽やかに歌われたスーダラ節みたいに。

小森はるか+瀬尾夏美、砂連尾理

■リサーチの活動期間■
2019年6月~2020年1月

■内容■
・メンバーおよび作家の関心領域にもとづいたリサーチを、協力しあいながら行います
・リサーチの手法として主に、誰かに会いにいき、その人の話を「聞く」「語る」「書く」ことを行います

■募集人数■
4~5名程度、選考により決定

■応募条件■
・高校生〜30歳以下(2019年4月2日時点)
・下記の月1〜2日程度の東京都内でのリサーチに参加できること

活動予定日:2019年6/2(日)、7/14(日)、8/3(土)~8/4(日)、9/1(日)、
10/6(日)、11/17(日)、12/22(日)、2020年1/18(土)~19(日)
※日程は場合により変更の可能性があります

・人の話を聞くことが好きであること
・面接選考や連絡等のためにインターネットやEメールが使える方
・性別、経験不問

■選考方法■
5月26日(日)に作家による1人20分程度の面接(skype等インターネット利用)を行い選考いたします。
面接時間については、個々に調整させていただきます。
※応募者多数の場合は、書類選考を行った後に面接となります。
※結果はお申込みいただいた方全員にメールでご連絡いたします。

■応募〆切■
5月19日(日)24:00まで

■その他■

・リサーチ1回毎に交通費程度の謝金をお支払します
・食事代などは自己負担となります
・小森、瀬尾、砂連尾の三者の作品のなかでモデルとして描かれたり、
 映像およびパフォーマンスに出演したりする可能性があります
・未成年者の方は、採用決定後、親権者の同意書をご提出いただきます。
・お送りいただく情報は、本件の選考およびそれに関するご連絡にのみ利用いたします。

■問い合わせ先■

(公財)せたがや文化財団 生活工房 info@setagaya-ldc.net ℡03-5432-1543 

巡回展「波のした、土のうえ」in秋田

小森はるか+瀬尾夏美

第10回 巡回展 波のした、土のうえ in 秋田

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in AKITA

「波のした、土のうえ」。津波のあとに残された痕跡とそこに宿る人びとの記憶を、素手で収集しつづける一連の行為の集積が、大津波から7年を経て、日本の各地へと巡回していきます。
第10回目は、秋田ケーブルテレビCNA内にある「秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT」で開催します。期間中は小森+瀬尾によるギャラリートークのほか、秋田公立美大教員の方が主催している「向三軒両隣」と共に、二夜連続公開講座を行います。

会期:2018年10月6日(土)~12月2日(日)
開館時間:9:00〜18:00
会場:秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT
(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ内)

観覧無料

WEB:http://www.akibi.ac.jp/news/21555.html


【会期中イベント】

ギャラリートーク

日時:10月6日(土)18:00~19:30
会場:BIYONG POINT
参加費無料、予約不要

小森+瀬尾による二夜連続公開講座

①土地に入って作品をつくる
日時:11月15日(木)18:00~20:00
②展覧会をつくり、使う
日時:11月16日(金)18:00~20:00

会場:アラヤイチノ(秋田市新屋表町8-11)
参加費無料、予約不要
共催:向三軒両隣


共催:小森はるか+瀬尾夏美、秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた

協力:CNA秋田ケーブルテレビ

【お問い合わせ】
NPO法人アーツセンターあきた
TEL: 018-888-8137
Mail: info@artscenter-akita.jp
BIYONG POINT Facebook:https://www.facebook.com/biyongpoint/

 

巡回展「波のした、土のうえ」in広島

広島市現代美術館 オープンリサーチ・プロジェクト

小森はるか+瀬尾夏美 巡回展「波のした、土のうえ」in広島

「波のした、土のうえ」。津波のあとに残された痕跡とそこに宿る人びとの記憶を、素手で収集しつづける一連の行為の集積が、大津波から6年を経て、日本の各地へと巡回していきます。第9回目は広島での開催です。広島市現代美術館での展覧会「交わるいと」に合わせ、糸や布の魅力をひろく知り、「あいだ」についてふかく考えるためのプロジェクトとして、地下1Fスタジオで展示をします。

会期:12月12日(火)~2月4日(日)

開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、1月9日(火)、2月13日(火)、年末年始(12月27日~1月1日)

会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ

〒732-0815  広島県広島市南区比治山公園1-1

観覧無料


【会期中イベント】

てつがくカフェ 『二重のまち』から考える

瀬尾夏美のテキスト作品『二重のまち』をもとに参加者同士で対話する、
てつがくカフェを開きます。

日時:1月14日(日)13:00~16:30

ファシリテーター:西村高宏さん(福井大学 医学部 准教授)

ファシリテーショングラフィック:近田真美子さん(福井医療大学 看護学科 准教授)

会場: 地下1階ミュージアムスタジオ

参加費無料、予約不要


【スピンオフ企画】

ナイトトーク「仙台から/広島から」

登壇者:平野 薫さん(アーティスト、「交わるいと」参加作家)、柿木伸之さん(広島市立大学国際学部 准教授)、小森+瀬尾

日時:1月16日(火)19:00~21:00

会場:Social Book Cafe ハチドリ舎

広島市中区土橋2-43-201

参加費:1,000円(1drink付)

参加費無料、予約不要


【同時開催】

展覧会|交わるいと 「あいだ」をひらく術として

2017年12月22日(金)~2018年3月4日(日)
https://hiroshima-moca.jp/majiwaruito/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬尾夏美出品「本を、つくってみた」

本を、つくってみた−アーティストブックの制作と展示−

ARTISTS’ BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO

展覧会HP:http://artistsbookexhibition.com/

会場:NADiff/a/p/a/r/t, void+, switch point, HIGURE17-15 cas, Gallery TURNAROUND, LOOP HOLE

会期(6会場全体):2017.11.21-2018.1.21

 

*瀬尾夏美 出品会場:HIGURE 17-15 cas

http://hgrnews.exblog.jp/

会期:2017年11月18日(土)− 12月10日(日)

時間:13:00−19:00 ※月曜、火曜休廊

参加作家名:板津 悟、岩熊力也、O JUN、木村俊幸、瀬尾夏美、夏目ふみ、丸山常生、三井田盛一郎

新・今日の作家展2017「キオクのかたち/キロクのかたち」

WEB:http://ycag.yafjp.org/our_exhibition/new-artists-today-2017/

出品作家:久保ガエタン、小森はるか+瀬尾夏美、是恒さくら、笹岡啓子

主催:横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)

助成:芸術文化振興基金

協力:児玉画廊、認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、石巻工房

協賛:アサヒビール株式会社

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「新・今日の作家展」は横浜市民ギャラリーが開館した1964年から開催してきた年次の現代美術展「今日の作家展」(〜2006年)の名を冠し、昨年より再始動した現代美術の動向を紹介する展覧会です。

本年は「キオクのかたち/キロクのかたち」をテーマに、土地や歴史の調査、人々へのインタビューなど、自己の外部にあるもの・過去の事物との接触を制作過程に取り入れて作品を発表する作家を紹介します。失われてしまったものや時を経て変化したものの記録、人々の中に息づく記憶が、作家というフィルターを通して作品へとかたちを結びます。また、その作品が新たな記録の役割をも担っていきます。

自身のルーツや常識外の現象などへの関心を掘り下げ、多角的に調査しインスタレーションをおこなう久保ガエタン(1988年生まれ)。2012年より陸前高田、2015年から仙台を拠点とし、現地を中心に人々にインタビューを行い制作する映像作家の小森はるか(1989年生まれ)と画家の瀬尾夏美(1988年生まれ)。各地の捕鯨文化や狩猟・漁労文化についてオーラルヒストリーを収集し手工芸やリトルプレスのかたちで発表する是恒さくら(1986年生まれ)。出身地の広島について考察した写真の発表、東日本大震災の被災地を含む日本各地での撮影を通じ、災害から復興を遂げる場所に向き合ってきた写真家の笹岡啓子(1978年生まれ)。

記憶・記録へのまなざしは様々です。彼らの作品に触れることは、“いま”や“わたしたち”を見つめ直す契機となることでしょう。
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<会期中イベント>
*是恒さくらパフォーマンス“『ありふれたくじら』を読む”
9月23日(土・祝)、24日(日)13:00~13:30
会場|展示室B1

*クロストーク「継承のかたち」
小森はるか+瀬尾夏美×山本唯人(青山学院女子短期大学助教、社会学・空襲研究)
9月23日(土・祝)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*対談「1,2,3,太陽!」
久保ガエタン×山川冬樹(現代美術家、ホーメイ歌手)
9月24日(日)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*クロストーク「爆心地の写真」
笹岡啓子×倉石信乃(明治大学教授、写真史)× 小原真史(映像作家、キュレーター)
10月1日(日)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*学芸員によるギャラリートーク
9月30日(土)14:00~14:30
会場|展示室1,B1

 

瀬尾夏美 ヨコハマトリエンナーレ出品

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」

会期:2017年8月4日(金)‐ 11月5 日(日) 開場日数:88日間

休日:第2・4木曜日(8/10、8/24、9/14、9/28、10/12、10/26)

時間:10:00 – 18:00 (最終入場17:30)
[10/27(金)、10/28(土)、10/29(日)、11/2(木)、11/3(金・祝)、11/4(土)は20:30まで開場(最終入場20:00)]

WEB:http://www.yokohamatriennale.jp/2017/index.html

 

【瀬尾夏美 展示場所】

横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館 会場