巡回展「波のした、土のうえ」in福島

2016/02/05 - activity

小森はるか+瀬尾夏美

巡回展 波のした、土のうえ in福島

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in Fukushima

会期:2016年2月20日(土)- 3月6日(日)

時間:10:00 – 18:00(金土日20:00まで)

入場料:無料

会場:ギャラリーオフグリッド

住所:福島市荒町4-7 県庁南再エネビル2F

JR福島駅より徒歩15分。福島県庁南の天神橋手前。

※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。

 

お問い合わせ先:KiNoKuMaYA

MAIL:kinokumaya3@gmail.com

WEB:http://kinokumaya.wix.com/kinokumaya

巡回展サイト:http://komori-seo.main.jp/namitsuchi

 

**会期中特別ランチ**

県庁南再エネビル1階スペースにて特別ランチ販売。不定休。

regaletto(レガレット)提供


共催:KiNoKuMaYA、小森はるか+瀬尾夏美

デザイン:住吉あゆみ

展示設営:酒井耕、関本欣哉

記録:一般社団法人NOOK

助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、企業メセナ協議会GBfund、公益財団法人野村財団、公益信託うつくしま基金

後援:ギャラリー・オフグリッド運営委員会、飯舘電力株式会社

協力:趙純恵、一般社団法人NOOK、せんだいメディアテーク3がつ11にちをわすれないためにセンター、てつがくカフェ@せんだい、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト、Japanese Wine Bar regaletto

感謝:阿部裕美さん、鈴木正春さん、紺野勝代さん、陸前高田のちっちゃな花菜(はな)畑のみなさま、陸前高田災害FM、佐々木農機、食堂かもん、大坂写真館、佐藤たね屋、陸前高田のみなさま、住田町のみなさま

 

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巡回展「波のした、土のうえ」概要

大津波からもうすぐ5年が経ちます。津波に洗われた東北の沿岸部にあったように、どこに暮らす人にも、きっと同じように5年という時間があったと思います。

私たちは東京の学生だった2011年4月に初めて東北の沿岸部を訪れ、地域の人たちに助けられていく体験を通して、「ここで生きている人たちの声を誰かに届けたい」と考えるようになりました。そこで、時間や距離を越えて声を届けるひとつの方法として、「記録」に向き合い始めます。 2012年春には岩手県沿岸南部に位置する陸前高田市に拠点を移し、その土地で暮らすことを選びました。

私たちはただただ、日々変わっていく風景を目の当たりにしながら、陸前高田の人たちに話を聞かせてもらいながら、およそ5年間の移り変わりのかたわらに身を置き続けました。私たちの作品は、この土地と、この土地に生きる人たちの声を拾おうとする一連の行為の集積と言えるかもしれません。同時にそれらが土地の記録の一部となり、声を届ける媒体になろうとする「表現」のひとつの形になるように、と考えています。

本巡回展は2014年冬に発表した「波のした、土のうえ」という作品群の展示を軸とするとともに、訪れる土地で出会う人たちとの対話を目的としています。大津波に洗われた陸前高田に経過した時間と同じように、他の土地に流れた時間もまた、あの時誰もが予想したどれとも違うものだっただろうと思います。声を届けながら、声を受け取っていく。巡回の過程を通して、私たちの展覧会は有機的な運動をともない、更新されていきます。

大津波から5年目のある日に、ここ、福島で、あなたと出会えることをたのしみにしています。

 

2015年2月 小森はるか+瀬尾夏美

 

 

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関連イベント

◾︎オープニングパーティー

2016年2月20日(土)16:00-17:30 ※時間が変更になりました

ケータリング:ふうろ

参加費1000円/軽食・1ドリンク付

 

◾︎トークイベント①

(すべて申し込み不要、参加費無料)

2016年2月20日(土)14:00-16:00 

ゲスト:椹木野衣氏(美術批評家)、赤坂憲雄氏(民俗学者)

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椹木野衣|Sawaragi Noi

1962年秩父市生まれ。美術批評家、多摩美術大学教授、芸術人類学研究所所員。主著『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『太郎と爆発 来るべき岡本太郎へ』(河出書房新社)ほか。1999年に水戸芸術館で「日本ゼロ年」展をゲスト・キュレーション。2015年に『後美術論』(美術出版社)で第25回吉田秀和賞受賞。同年『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎新書)、『戦争画とニッポン』(会田誠との共著、講談社)、『日本美術全集 第19巻 拡張する戦後美術(責任編集、小学館)など刊行。「グランギニョル未来」の一員として福島県の帰還困難区域内で開催中の展覧会「Don’t Follow the Wind」にも参加している。

 

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赤坂憲雄|Akasaka Norio

1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東北芸術工科大学教授、同大東北文化研究センター所長などを経て、現在、福島県立博物館長。学習院大学教授。民俗学、日本思想史を研究。1999年『東北学』を創刊。2011年4月、東日本大震災復興構想会議委員就任。5月、福島県復興ビジョン検討委員会委員就任。6月、南相馬市の復興ビジョン会議委員就任。著書に、『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、岩波書店)、『東北学/忘れられた東北』『岡本太郎という思想』(講談社)ほか多数。

 

◾︎トークイベント②

2016年2月21日(日)14:00-16:00 

ゲスト:山内明美氏(社会学者)、赤坂憲雄氏(民俗学者)

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山内明美|Yamauchi Akemi

宮城県南三陸町生まれ。社会学者、大正大学特命准教授。専攻は歴史社会学、東北研究。とりわけ、近代日本における東北地方の役割とポジションについて社会学、歴史学、民俗学双方の観点をとり入れながら“The Rice Nationalism”の研究に取り組んできた。朝鮮半島、台湾など旧植民地地域もフィールドにしている。近年は、宮城県南三陸町での生存基盤調査もはじめている。著書『こども東北学』イースト・プレス、共著『東京/東北論』明石書店、『ひとびとの精神史』岩波書店など。

 

◾︎トークイベント③

東北で活動する若手制作者・芸術家によるトーク

「いま・ここで『表現すること』に向き合う」

2016年3月5日(土)15:00-18:00 

登壇者:小林貴氏(デザイナー)、久松知子氏(画家)、村上一真氏(写真家)、浅野希梨(KiNoKuMaYA主宰)、小森+瀬尾

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小林和貴|Kobayashi Kazuki

1986年福島県大熊町生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業後、同学科研究室を経て、2012年に南馬市へ移りフリーペーパーのデザイナーに。2013年より仙台の制作会社にて主にwebデザインを担当。

 

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久松知子|Hisamatsu Tomoko

1991年三重県生まれ。山形市在住。歴史や社会の反映としての美術の在り方に興味を持ち、絵画を制作している。現在の制作場所は山形県上山市の共同アトリエ「工房 森の月かげ」。2015年「第18回岡本太郎現代芸術賞」岡本敏子賞受賞。

 

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村上一真|Murakami Kazuma

1989年岩手県陸前高田市生まれ。盛岡大学文学部修了。大学在学中に写真を始め、海や里山など田舎の風景を主に撮る。震災後からふるさとの移りかわりを撮り続けている。陸前高田市在住。

 

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浅野希梨|Asano Kiri

1983年福島生まれ。2011年以後、福島でおこる表現にこだわり、表現者と参加者が交わる場づくりを軸に舞台等の企画プロデュースを行う。人々の生活スタイルに寄り添った文化や領域横断的な地方型表現活動のあり方を模索して活動中。

 

 

 

■特別上映会 〜相馬高校放送局作品群の上映〜

2016年2月27日(土)13:00-17:00

アフタートーク:15:00-16:30

会場:御倉邸

登壇者:阿部泰宏氏(フォーラム福島総支配人)、渡部義弘氏(前相馬高校放送局顧問)、赤坂憲雄氏、小森+瀬尾

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阿部泰宏|Abe Yasuhiro

1963年、福島市出身、國学院大学文学部卒。1981年、東北地方に映画館を展開しようとする㈱フォーラム運営委員会の劇場運営理念に共鳴し、入社。平成6年よりフォーラム福島総支配人として、映画上映活動に従事。モットーは「たかが映画、されど映画」。

 

渡部義弘|Watanabe Yasuhiro

福島県立新地高等学校教諭、前相馬高校放送局顧問、現相馬クロニクル主宰(相馬クロニクルは相馬高校放送局卒業生の上映を主たる目的とした任意団体です)太陽の塔と同い年でずっと福島県民。

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相馬高校放送局

相馬高校放送局は震災直後から高校生の視点で震災を伝える活動を続けてきた。地元福島で話題になることは少ないが、東京新聞こちら特報部や朝日新聞オピニオン欄などでは大きく取り上げられた。2013年には高校生として初めて日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞(高校生作品のノミネート自体初)。同年7月には第60回NHK杯全国高校放送コンテストテレビドキュメント部門で優勝。福島におけるコンテストのみ評価は低いが、マスメディアでは取り上げられない高校生の声を聞くことができると、国内はもとより国外でも高い評価を受けている。

 

 

■シネマてつがくカフェ「波のした、土のうえ」

2016年3月6日(日)13:00-17:30

ファシリテーター:西村高宏さん

ファシリテーショングラフィック:近田真美子さん

小森+瀬尾作品「波のした、土のうえ」をみなさんとともに鑑賞したあと、対話の場・シネマてつがくカフェを開きます。どうぞお気軽にご参加ください。休憩時にはお飲物をご用意しております。

てつがくカフェとは?

て つがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、ゆっくり お茶を飲みながら「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

 てつがくカフェ@せんだい http://tetsugaku.masa-mune.jp/
考えるテーブルてつがくカフェ  http://table.smt.jp/?p=4097

「略歴用写真(西村)」20151218 西村高宏|Nishimura Takahiro

福井大学医学部准教授。「てつがくカフェ@せんだい」主宰。専門は臨床哲学。
哲 学以外の研究者や様々な職業従事者と連携し、医療や教育、科学技術、政治、アートなどのうちに潜む哲学的な諸問題を読み解く活動をおこなう。2011年3 月11日以降は、「せんだいメディアテーク」と連携しながら、震災という〈出来事〉を〈対話〉という営みをとおして自分たちのことばで語り直すための 〈場〉を拓いている

プロフィール写真(近田)近田真美子|Konda Mamiko

東北福祉大学講師。「てつがくカフェ@せんだい」スタッフ。専門は精神看護学。
精 神科をはじめ外科病棟やICU病棟にて看護師として働いた後、看護教育に携わる。てつがくカフェ@せんだいのスタッフとして主にファシリテーション・グラ フィックを担当している。また、震災後「東日本大震災を〈考える〉ナースの会」を立ち上げ、看護師を対象とした哲学的対話実践の場を拓いている。

 


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Komori Haruka + Seo Natsumi

映像作家の小森と、画家で作家の瀬尾によるアートデュオ。2011年4月、ふたりで沿岸部のボランティアに訪れたことをきっかけに結成。2012年4月に岩 手県気仙郡住田町へ移住。沿岸の陸前高田市を中心に、移り変わる風景や人びとのことばの記録を続けている。また、記録を未来や遠くの人に受け渡すための表 現について考えながら、多様なアート表現をつくり出している。

ウェブサイト:http://komori-seo.main.jp/

 

小森はるか+瀬尾夏美 活動歴

「つくることが生きること」3331 Arts Chiyoda/東京(2012)

「3.11とアーティスト|進行形の記録」水戸芸術館/茨城(2012)

「陸前高田未来作戦会議」陸前高田市内/岩手(2012より)

「まなざしの先に」川口市メディアセブン/埼玉(2013)

「Art Action UK Residency Program」Husk Gallery/ロンドン(2014)

「震災と表現. BOX ART 共有するためのメタファー」リアス・アーク美術館/気仙沼(2014)

「DeptfordX」St Paul’s Church/ロンドン (2014)

「記録と想起-イメージの家を歩く-」せんだいメディアテーク/仙台(2014)

「けせん、たいわ、つむぎ」陸前高田市内/岩手(2014より)

「レコーディングインプログレス」せんだいメディアテーク/仙台(2015)

「Those who go east」white conduit projects/ロンドン(2015)

「Sharing as Caring 4」Heidelberger Kunstverein/ハイデルベルク・ドイツ(2015)

「あたらしい地面/地底のうたを聴く」ギャラリー・ハシモト/東京(2015)

巡回展「波のした、土のうえ」全国巡回中/(2015〜)