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人形劇「やまのおおじゃくぬけ

小森はるか+瀬尾夏美「へびと地層」プロジェクト
人形劇『やまのおおじゃくぬけ』

脚本・演出・美術・人形監修:工藤夏海(人形劇団ポンコレラ)
原作:瀬尾夏美『やまのおおじゃくぬけ』

丸森の山にすむ、おおきくて、本当はやさしいへびに会いに行こう
みんなでたのしむ人形劇

日時:2024年12月8日(日)13時30分〜15時10分
   開場時間:13時
   上演:13時30分〜/防災トーク:14時30分〜/終了:15時10分
会場:丸森町 舘矢間(たてやま)まちづくりセンター・大集会室
料金:無料 ※予約不要、途中入退場可
対象:全年齢

チラシのPDFはこちらからダウンロード

■あらすじ 
むかあし、むかし、丸森の山のうえに、ちいさな沼があったんだって。
そしてね、雨が降ると、そこからとんでもなく大きなへびが現れたんだって。
山のふもとの村に住む、太郎という働き者の青年が、おっきな荷物を抱えたわらしをたすけると、お礼にふしぎな絵図をもらいました。大雨の夜、村人たちがその絵図を開いてみると・・・?

■人形劇について
『やまのおおじゃくぬけ』は、令和元年台風を経験した丸森のみなさんの語りと、古くから丸森で語り継がれてきた沼やへびに関する民話に着想を得て生まれた物語です。
今回の人形劇は、仙台の人形劇作家・工藤夏海さんが丸森に通い、丸森のみなさんと一緒に作りあげました。みんなで人形をつくって、語りを練って、おどりを習って……丸森の魅力がたくさん詰まった人形劇ができました。たのしい人形劇を、ぜひご覧ください。

■プログラム
13:00〜 開場
13:30〜 人形劇「やまのおおじゃくぬけ」(40分)
14:15〜 休憩(15分)
14:30〜 防災トーク「丸森のじゃくぬけの話」
15:10 終了

※席は桟敷席とパイプ椅子を用意しています。お好きな方にお座りください。
※車椅子利用の方もご来場いただけます。
※その他、ご鑑賞のサポートが必要な方は、問合せ先までご連絡ください。

■出演
語り:島津信子(丸森ざっと昔話の会)
「上滝沼の大蛇」の語り:佐藤秀夫(丸森ざっと昔話の会)
太郎人形・影絵操演:工藤夏海(人形劇団ポンコレラ)
わらし人形操演:佐藤一恵(みやぎに人形劇場をつくる会)
大蛇人形操演:鈴木悦郎(丸森ざっと昔話の会)、丸森ざっと昔話の会のみなさん
「しあわせのまち」踊り:丸森町のみなさん

■制作
脚本・演出:工藤夏海
原作:瀬尾夏美『やまのおおじゃくぬけ』
制作協力:島津信子
演出協力:伊藤哲(おはなしてっちゃん)
美術協力:佐竹真紀子、本川東洋子
音響:長崎由幹
映像記録:小森はるか、磯崎未菜
チラシデザイン:磯崎未菜

■問い合わせ先
小森はるか+瀬尾夏美
メール:komori.seo@gmail.com
TEL:050-5328-6169(NOOK)

■アクセス
丸森町 舘矢間(たてやま)まちづくりセンター
宮城県伊具郡丸森町舘矢間舘山字大門148番地1
・阿武隈急行線 丸森駅から徒歩13分(約1km)
・駐車場あり
https://www.town.marumori.miyagi.jp/machisen/common/images/tate-machi/AccessMap.jpg

■プロフィール

工藤夏海

宮城県南三陸町生まれ。人形劇弾ポンコレラ主宰。絵画、立体、版画、人形と様々な方法で表現をおこなう。2015年頃から小さな布の人形を用いてテーブル上で「まちがい劇場」と称した人形劇未経験者との即興人形劇を始める。2019年から2023年まで、NPO法人エイブル・アート・ジャパン東北事務局主催のワークショップ「みんなでつくるよ広場の人形劇」のファシリテーターを務める。人形劇がこころの拠り所となるよう活動を続けながら技術の探究をしている。

Photo By Naoshi Fuda

小森はるか+瀬尾夏美

小森はるか(映像作家)と瀬尾夏美(アーティスト)によるアートユニット。2011年、東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動開始。2015年、土地と協働しながら記録をつくる組織・NOOKを設立。現在も、各地での対話の場づくりを行いながら、風景と人びとのことばの記録を軸に作品制作をしている。丸森町には2016年から通い始める。2022年、齋理屋敷にて「山つなみ/雨間の語らい」展を開催。

主催:「やまのおおじゃくぬけ」実行委員会、小森はるか+瀬尾夏美
企画:工藤夏海(人形劇団ポンコレラ)、小森はるか+瀬尾夏美
協力:丸森ざっと昔話の会
後援:丸森町、丸森町教育委員会
助成:公益財団法人 小笠原敏晶記念財団、一般財団法人 川村文化芸術振興財団

展覧会「ニューアートシーン・イン・いわき 小森はるか+瀬尾夏美」

いわき市立美術館が1991年より開催している「ニューアートシーン・イン・いわき」は、地域にゆかりのある現代作家を紹介する展覧会シリーズ。
50回を迎える企画展に小森+瀬尾が参加します。
『11歳だったわたしは-いわき編』など、ワークショップ参加者とともにいわき市で制作した展示も行います。

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コレクション・ハイライト+ コレクション・リレーションズ 2023-II
会期:2024年11月2日(土)-12月15日(日)
会場:いわき市立美術館 1階ロビー
開館時間:9:30-17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜日・11月5日(火)※11月4日(月・祝)は開館
入場無料
公式HP:https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1725425358943/index.html
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人野村財団

本展では第1室から第3室にかけて、当館コレクションの特質に親しんでいただくとともに、関連するテーマに沿った展示をあわせて紹介します。第4室は「コいわき市立美術館が1991年より開催している「ニューアートシーン・イン・いわき」は、地域にゆかりのある現代作家を紹介する展覧会シリーズです。50回目を迎える今回は、アートユニット「小森はるか+瀬尾夏美」を取り上げます。映像作家の小森はるかと、画家で作家の瀬尾夏美は、東日本大震災を受けてボランティア活動で東北を訪れたことを機に活動を開始。以降、岩手県陸前高田市や宮城県伊具郡丸森町など東北を中心に、東日本大震災や令和元年東日本台風といった災害に見舞われた地域で、人々の語りと風景の記録を行い、対話の場を生み出す作品を制作・発表してきました。

このたび、東日本大震災と原発事故による被災を経験し、2019年と2023年に台風による深刻な被害に見舞われたここ、いわき市で、ユニットの個展を開催します。災禍の継承についての対話を重ね、記録してきた声を届けるとともに、いわきでの新たなリサーチ、ワークショップ、展示を通して、多様な背景を持った鑑賞者、参加者が、互いの語りに耳を傾け合い、相互理解を深めていくための契機を社会の中に創り出すことを目指します。

小森はるか+瀬尾夏美
小森はるか(映像作家/1989年生まれ)と瀬尾夏美(画家、作家/1988年生まれ)によるアートユニット。2011年3月、ともに東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動開始。2012年より3年間、陸前高田市に暮らしながら制作に取り組む。2015年、土地と協働しながら記録をつくる組織、一般社団法人NOOKを設立し、仙台に拠点を移す。現在も、風景と人びとのことばの記録を軸に制作と発表を続けながら、対話の場づくりを行っている。おもな展覧会に「記録と想起-イメージの家を歩く-」せんだいメディアテーク/仙台(2014)、「第12回恵比寿映像祭」東京都写真美術館/東京(2020)、「3.11とアーティスト 10年目の想像」(2021)など。上映作品に「二重のまち/交代地のうたを編む」。巡回展「波のした、土のうえ」は、陸前高田など全国10カ所で開催。

【関連イベント】
アーティストトーク 小森はるか+瀬尾夏美
2024年11月2日(土)14:00〜15:00(12:45開場)
会場:いわき市立美術館 1階ロビー(申込不要、参加費無料)

『11歳だったわたしは いわき編』ワークショップ報告会
2024年12月15日(日)10:00〜12:00
会場:いわき市立美術館 3階 セミナー室
(定員40名、申込不要)

展覧会に先立ち、7月~10月にかけて行われた『11歳だったわたしは いわき編』ワークショップ。
https://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1716364384989/index.html
参加者がいわきに暮らす人びとにインタビューと映像撮影を行い、小森と瀬尾に助言を受けながら
インタビュー映像の編集と聞き書きの文章を制作します。
それらは会期中に展示のなかで紹介される予定です。
展覧会最終日である12月15日に、映像の上映と、ワークショップ参加者自ら聞き書きの文章の発表を行い、
ワークショップの活動内容やその成果を共有する報告会を開催します。

いわき市立美術館×いわき芸術文化交流館アリオス連携事業
『二重のまち/交代地のうたを編む』上映会+アフタートーク
2024年12月15日(日)13:30〜16:00
上映作品:『二重のまち/交代地のうたを編む』2019年/79分/日本
会場:いわき文化芸術交流館アリオス 小劇場
登壇:小森はるか、瀬尾夏美
定員100名程度
申込:11月9日から、アリオスチケットセンター(電話:0246-22-5800)でお申込みください。

展覧会「コレクション・ハイライト+ コレクション・リレーションズ 2023-II」

今年リニューアルオープンした広島市現代美術館。
新しく始まったコレクション展企画「コレクション・リレーションズ」の第二弾に
小森+瀬尾が参加します。
『二重のまち』と『11歳だったわたしは』を中心に
『11歳だったわたしは-広島編』など、広島でのリサーチを経て作り始めた作品等も展示します。

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コレクション・ハイライト+ コレクション・リレーションズ 2023-II
会期:2023年11月25日(土) — 2024年4月7日(日)
会場:広島市現代美術館 A展示室
開館時間:10:00–17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし1/8、2/12は開館)、年末年始(12/27—1/1)、1/9(火)、2/13(火)
観覧料:一般350(250)円、大学生250(150)円、高校生・65歳以上150(100)円 ※( )内は30名以上の団体料金
公式HP:https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/collection2023-2

本展では第1室から第3室にかけて、当館コレクションの特質に親しんでいただくとともに、関連するテーマに沿った展示をあわせて紹介します。第4室は「コレクション・リレーションズ」と題し、展示内容をコレクションに限定せず、当館の収集方針や収集された作品、あるいは、広島という地域などと関連したコレクション展示の延長線上に位置付けられる企画を実施していきます。

ゲストアーティスト:小森はるか+瀬尾夏美
映像作家の小森はるかと、絵や文章をつくる瀬尾夏美によるアートユニットをゲストにむかえます。ふたりは2011年の東日本大震災をきっかけにユニットによる活動を開始し、翌年から3年間、岩手県陸前高田市に暮らしながら、移り変わるまちの風景やそこに暮らす人々の体験や記憶と向き合ってきました。現在は全国各地に赴いて人々のことばを記録し、それらを他者や未来へと伝えるための表現活動や対話の場づくりを行っています。
この展示で紹介するのは、復興事業の嵩上げ工事とともに変わりゆく陸前高田市の風景の記録や、四人の若者が同地を訪れて話を聞き、そこに暮らす人びとの語りをもとにつくられた物語『二重のまち』を朗読する様子を記録した映像作品《二重のまち/四つの旅のうた》(2020)。そして、11歳から90代までの幅広い世代に11歳の頃の記憶を尋ねるプロジェクト「11歳だったわたしは」(2021-)、さらには広島でのリサーチを経てつくられた作品等です。それらは、わたしたち各々が「当事者」「非当事者」という立場によらず、震災や戦争をはじめとした大きな出来事に空間や時間を超えて関わる方法として、自らの体験を語ること、他者の語りを聞くこと、語り合うことの可能性を浮かび上がらせます。

【関連イベント】
「11歳だったわたしは」ワークショップ その①:上映会+読書会
2024年1月13日(土)13:00〜16:00(12:45開場)
会場:地下1階ミュージアムスタジオ(定員30名、参加費無料)
https://www.hiroshima-moca.jp/event/7131
上映会13:00–14:30/読書会14:30–16:00
映像作品『11歳だったあなたへの11の質問』(63分)を鑑賞する上映会と、11歳の頃の記憶について聞き書きした冊子を用いて、
参加者同士による対話や簡単なインタビューを行います。上映会のみ、または読書会のみのご参加も可能です。

「11歳だったわたしは」ワークショップ その②:アーティスト・トーク+インタビュー体験
2024年1月14日(日)13:00〜16:00(12:45開場)
会場:地下1階ミュージアムスタジオ
※要事前申込(定員30名、参加費無料、高校生以上)
https://www.hiroshima-moca.jp/event/7192
アーティストトーク 13:00–14:00/インタビュー 14:00ー16:00
小森+瀬尾《11歳だったわたしは》制作の背景や趣旨、インタビューの方法等について話すアーティストトークと、
参加者同士でインタビューを行い、丁寧に対話を重ねることで言葉をつむぐ方法を体験します。
トークのみ、またはインタビュー体験のみのご参加も可能です。
※その③:『11歳だったわたしは 広島編』制作ワークショップ」に参加希望の方はぜひご参加ください。

「11歳だったわたしは」ワークショップ その③:「11歳だったわたしは 広島編」制作ワークショップ
日程:2024年2/3(土)、4(日)、23(金・祝)、24(土)、25(日) 
11:00–17:00(予定)
会場:広島市現代美術館ほか
※要事前申込(5名程度、参加費無料、高校生以上)
https://www.hiroshima-moca.jp/event/7191
参加者が広島に暮らす数名にインタビューと映像撮影を行い、小森と瀬尾に助言を受けながらインタビュー映像の編集と聞き書きの文章を制作します。
それらは会期中に展示のなかで紹介される予定です。記録と表現に関心がある方や、広島の地域史に関心がある方のご参加をお待ちしています。
詳しくはwebサイトをご覧ください。

こどもだったわたしは上映会

小森はるか+瀬尾夏美『11歳だったわたしは』プロジェクト

こどもだったわたしは上映会

11歳から97歳までの80人の語りと
  2011年に“こどもだった”人たちがつくった作品に出会う場所

 2023年3月25日(土)・26日(日) 会場:仙台市市民活動サポートセンター・市民活動シアター(地下1F) 

わたしたちは震災後の語りを記録しつづけるなかで、「11歳(小学校高学年)前後で体験したことが、その人のその後の人生に大きな影響を及ぼすのでは?」という問いを持ち、11歳から97歳までの各年齢につきひとりずつに、「11歳の記憶」を中心にしたインタビューを行なってきました。

「11歳だったわたしは」は、世代の違うひとりひとりに生活実感のこもった言葉で人生を語ってもらい、その語りが集まることで、変化著しかった90年あまりの日本社会の歩みを、手触りのある形で現していく試みです。

1日目は、そうして記録してきたインタビューと、それらに呼応する対話の記録映像の上映、そしてひとりひとりの語りが描かれたテキストを使った読書会を。2日目は2011年の震災当時“こどもだった”人たちがつくった映画/映像作品の上映と、彼ら自身によるトークイベントを行います。

あなたが“11歳”の頃のこと、何か覚えていますか?そんな不思議な問いかけから、思いがけず大切な物語に再会できるかもしれません。

小森はるか+瀬尾夏美


■開催概要
こどもだったわたしは上映会
日程:2023年3月25日(土)・26日(日)
会場:仙台市市民活動サポートセンター地下1Fシアター
住所:宮城県仙台市青葉区一番町4丁目1−3(TEL 022-212-3010) サポセンへのアクセス
   ※サポートセンターには、駐車場・駐輪場はございません。ご来館には公共交通機関をご利用ください。
料金:1日券1,500円/2日券2,000円 ※当日販売のみ、予約不要、途中入退場可
主催:小森はるか+瀬尾夏美
助成:(公財)仙台市市民文化事業団
チラシデザイン:佐藤豊

チラシのPDFはこちらからダウンロード
■プログラム

3/25(土)『11歳だったわたしは』記録上映と読書会ワークショップ

「11歳だったわたしは」プロジェクトで記録されたインタビュー、対話の記録の映像作品を一挙上映します。
上映後には、80名以上の人生史が描かれたテキストを読みながら、参加者同士が対話をするワークショップを開きます。

10:30 開場
11:00〜 上映「11歳だったあなたへの11の質問」 (2022-2023年/50分)
上映「他者の語りを読んで、会話をする(11歳の頃のことについて)」 (2022年/42分)
14:00〜 上映「他者の語りを読んで、会話をする(11歳の頃のことについて)2023」(仮) (2023年/50分予定)
15:00〜 読書会ワークショップ「他者の語りを読んで、会話をする」
80名の人生史が描かれたテキストを使い、参加者同士が対話をします。
声に出して読み、感じたこと、気になったことなどを話したうえで、お互いに簡単なインタビューをしてみます。
※2時間半程度を予定
18:00〜 上映『二重のまち/交代地のうたを編む』 (監督:小森はるか+瀬尾夏美/2019年/79分)
※19:25頃終了予定

3/26(日)こどもだったわたしは特集上映

2011年当時に「こどもだった」世代を中心に、震災後に制作された映画・映像作品を特集上映します。
それぞれに制作時期は異なりますが、直後ではなく時間が経ってから、変わりゆく風景や人々へとカメラを向けた作品たちです。
上映後、作家をゲストに迎えてのトークイベントを行います。

10:00〜 開場
10:30〜 上映『二重のまち/交代地のうたを編む』(監督:小森はるか+瀬尾夏美/2019年/79分)
13:00〜 上映『かえりみち』 (監督:大浦美蘭/2017年/48分)
上映『春をかさねて』 (監督:佐藤そのみ/2019年/45分)
14:45〜 上映『ちかくてとおい』 (監督:大久保愉伊/2015年/52分)
上映『語ったあと』 (監督:野田瞳/2023年/5分)
15:45〜 作家トーク
登壇者:
大浦美蘭さん、佐藤そのみさん、大久保愉伊さん、野田瞳さん
小森はるか、瀬尾夏美
司会:清水葉月さん(一般社団法人Sumart Supply Vision)
※17:00頃終了予定

 

 

■上映作品紹介
 3/25(土)11:00〜 

「11歳だったあなたへの11の質問」
2022-2023年/50分

11歳から97歳までが、同じ11個の質問に答える一問一答インタビューの映像記録。 ※今年度新たにインタビューさせてもらった方の映像が加わっています。

   

「他者の語りを読んで、会話をする(11歳の頃のことについて)」
2022年/42分

東京と仙台に暮らしている震災当時11歳だった二人が、さまざまな「11歳」の人生史冊子を読みながらオンラインで対話した映像記録。

 

 3/25(土)14:00〜 

「他者の語りを読んで、会話をする(11歳の頃のことについて)2023」(仮)
2023年/50分予定

出身地や震災との距離感もさまざまな震災当時11歳だった人たち6名が集い、「11歳」の人生史冊子を読みながら対話した映像記録。 ※今年度新規制作

 

 

 3/25(土)18:00〜   3/26(日)10:30〜 

©︎ Komori Haruka + Seo Natsumi



『二重のまち/交代地のうたを編む』
2019年/79分/ドキュメンタリー
監督:小森はるか+瀬尾夏美
作中テキスト:瀬尾夏美
ワークショップ企画・進行:瀬尾夏美、小森はるか
制作進行:清水 翼
撮影・編集:小森はるか、福原悠介
録音・整音:福原悠介
録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海
カラーグレーディング:長崎隼人 配給:東風
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至

陸前高田を訪れた4人の若い旅人は、津波が壊してしまったかつての町の姿を知らない。彼らを引き合わせるのは、嵩上げされ新しい町となった2031年の陸前高田に暮らす人々の様子を想像して描かれた物語『二重のまち』。4人はそこで見聞きしたことを改めて語り直し、ちいさな「継承」を続けていこうと試みる。

 

 3/26(日)13:00〜 


『かえりみち』
2017年/48分/ドキュメンタリー
監督・撮影・編集:大浦美蘭
音楽:合田口洸(LOW HIGH WHO? PRODUCTION
制作指導:永田浩三
出演:大浦仁、大浦久美子、大浦葉奈、ぐり、大浦常子

福島第一原発事故によって故郷の浪江町に住むことのできなくなった大浦家。帰る家を失った長女・美蘭は、自分が“被災者”であることに違和感を抱き、自分や家族にカメラを向ける。繰り返す一時帰宅と、その度に変わっていく環境に、大浦家は揺らぐ。私たちの“かえりみち”はどこにあるのか…。家族はそれぞれの帰るべき場所を模索し続ける。

 

©︎ 佐藤そのみ


『春をかさねて』
2019年/45分/劇映画
監督・脚本・編集:佐藤そのみ
撮影:織田知樹、李秋実
出演:齋藤小枝、齋藤桂花、齋藤由佳里、芝原弘、秋山大地、安田弥央

震災から1ヶ月が過ぎた、とある被災地。津波で妹を亡くした14歳の祐未は、この経験を発信しようと、次から次へと訪れる記者からの取材に応えていく。一方で、同じく妹を亡くした幼馴染・れいは、東京からやってきたボランティアの大学生へ恋心を抱き、メイクを始める。ある放課後、祐未はそんな彼女への嫌悪感を吐露してしまう。

 

 3/26(日)14:45〜 

©︎ Yui Okubo



『ちかくてとおい』
2015年/52分/ドキュメンタリー
監督・撮影・テキスト・編集・ナレーション:大久保愉伊
構成:高橋知由  音楽:大久保正人
撮影補:西川尚志、高橋知由、小森はるか
MA・音楽・収録:吉田俊光
助成:GBFund 製作・宣伝・配給:Revolving-Lantern

「昨日と今日、今日と明日は似ているようでまるで違う。」津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町。かつて町があった場所は、嵩上げ工事のため土に埋もれてしまう。この町で育った作者は、震災後に生まれた姪に向けて、この町にあった風景を映像で伝えようとする。インタビューもなければ登場人物もいない、風景と記憶の記録。

 

© 2022 Noda Hitomi



『語ったあと』
2023年/5分/ 映像作品
監督・撮影・編集:野田瞳
協力:小川、M.O、山本真弥、中村耕士、Ayla Aoki、M.H、石川

帰省する度に車の中からパノラマ機能で撮り溜めていた不思議な福島の風景写真。風景が流れていくように映像へ変換し、そして震災当時子どもだった人たちと「当時感じていたことや、思い出したこと、今だから考えられること」など対話を通して見つけた記録を文に書き起こし、映像と組み合わせた。

■プロフィール

登壇者:

大浦美蘭(おおうら みらん)
1994年、福島県浪江町生まれ。武蔵大学卒。15歳からドキュメンタリー制作を始める。大学の卒業制作『かえりみち』がぴあフィルムフェスティバル2017入選、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017日本プログラム選出。『Afterimage』がMOOSIC LAB 2019 にて審査員特別賞を受賞した。

佐藤そのみ(さとう そのみ)
1996年、宮城県石巻市出身。東日本大震災で石巻市立大川小学校に通っていた妹を亡くす。日本大学芸術学部在学中、故郷で『春をかさねて』やドキュメンタリー『あなたの瞳に話せたら』など数本の映画を自主制作する。

大久保愉伊(おおくぼ ゆい)
1986年、岩手県大槌町出身。成城大学文芸学部芸術学科卒。東日本大震災後、大槌町の記録映画『槌音』(11)『ちかくてとおい』を制作し上映活動を行う。映像ディレクター、広告映像制作会社勤務を経て21年岩手にUターン。

野田瞳(のだ ひとみ)
2002年、福島県伊達市出身。東京藝術大学先端芸術表現科2年在学。身近に体験した東日本大震災や認知症介護について、日常での会話を元にリサーチを行い、それらが持つ些細なリアルさや、繊細な生々しさを写真作品や映像作品、本の媒体へと変換し制作している。

司会:

清水葉月(しみず はづき)
1993年、福島県浪江町出身。東日本大震災を17歳で経験。(一社)Smart Supply Visionにて、子ども若者による”未来をつくる声を届けるプロジェクト”を行う。震災を伝える若者たちのコミュニティ発起人。

主催:

小森はるか+瀬尾夏美(こもり はるか・せお なつみ)
小森はるか(映像作家/1989年静岡県出身)と瀬尾夏美(アーティスト/1988年東京都出身)によるアートユニット。2011年3月、ともに東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動開始。2012年より3年間、陸前高田市に暮らしながら制作に取り組む。2015年、土地と協働しながら記録をつくる組織、一般社団法人NOOKを設立し、仙台に拠点を移す。 現在も、各地での対話の場づくりを行いながら、風景と人びとのことばの記録を軸に作品制作をしている。

 

■注意事項

※仙台市市民活動サポートセンターには、駐車場・駐輪場はございません。ご来館には公共交通機関をご利用ください。
※コロナウィルス感染対策のため、マスクの着用、入口にて手指消毒のご協力をお願いいたします。
※体調が優れない方はご来場をお控えくださいますようお願いいたします。

■問合せ先

小森はるか+瀬尾夏美 
メール:komori.seo11(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。

広島市現代美術館「どこかで?ゲンビ ビデオアート編」

広島市現代美術館の企画「どこかで?ゲンビ ビデオアート編」に参加しています。
収蔵作品となった「波のした、土のうえ」と「二重のまち/四つの旅のうた」を
展示します。
公式サイト→https://renovation2023.hiroshima-moca.jp/program/dokokade_komori_seo/

会期:2022年9月13日(火)~12月17日(土)
会場:広島市現代美術館・鶴見分室101(広島市中区鶴見町9-11 第2三沢コーポ)
開室時間|11:00~17:00
休室日|日・月・祝
※観覧無料
※新型コロナウイルス感染症の状況により会期等変更となる場合があります

■関連イベント
『二重のまち/交代地のうたを編む』特別上映+アーティスト・トーク
日時:2022年11月5日(土)17:40~20:00
会場:横川シネマ(広島市西区横川町3-1-12)
https://renovation2023.hiroshima-moca.jp/program/event20221105/

令和元年東日本台風を語り継ぐ作品展 小森はるか+瀬尾夏美『山つなみ、雨間の語らい』

■開催情報
日時:2022年5月28日(土)〜6月19日(日)
開館時間:9:30〜16:00 月曜休館
会場:蔵の郷土館 齋理屋敷
   (宮城県伊具郡丸森町町西25)
   https://sairiyashiki.com/
※齋理屋敷への入場料(大人620円)がかかります。
※6月12日は無料開放日でとなります。

本展は、令和元年東日本台風の記憶を語り継ぐための展覧会です。
わたしたちは、昨年の春から半年間丸森町に滞在し、みなさんにお話を伺い、資料を調べ、変わりゆく風景の調査などを行ってきました。その活動のなかで、台風のことだけではなく、この土地の戦後史や祖先が語り継いできた民話、土着的な信仰のあり方、自然環境の変遷などについても知ることができました。一見関係がなさそうに見える事がらのなかにも、台風を語り継ぎ、ともにこれからを歩んでいくための大きなヒントが含まれていると感じています。
今回は、そうして見聞きしたものの断片を、映像や写真、文章や絵画として形にしました。

とくにご覧いただきたいのは、丸森のみなさんと一緒につくった『台風に名前をつける』という対話の場の映像記録です。かねてから水害が少なくはないこの土地で、安心して暮らしつづけるために、話し合い、起きた出来事に名前をつけ、それにまつわるさまざまなことを語り伝えていく。ちょうど明治三年の「サトージ嵐」のように、みなさんの生活に馴染み、未来へと語り継がれ、災害への心がまえの一助になってほしいと願っています。
ゆっくりと休憩していただけるスペースもご用意していますので、ぜひお気軽に足をお運びください。

お問合せ:
TEL:0224-72-6636(齋理屋敷)MAIL:komori.seo@gmail.com(小森瀬尾)

主催:小森はるか+瀬尾夏美
協力:島津信子、宍戸克美、刈田路代、佐藤浩昭、佐久間新平、佐藤秀夫、横塚明日美、鈴木悦郎、松崎せつ子、八島英俊、八島正子、柴原聡子、山田裕理、丸森ざっと昔話の会のみなさま、五福谷地区のみなさま、蔵の郷土館 齋理屋敷、東京都写真美術館

展覧会「記憶は地に沁み、風を越え」

東京都写真美術館にて開催される展覧会「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」に出品いたします。

公式サイト→https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4033.html

会期:2021年11月6日(土)~2022年1月23日(日)
会場:東京都写真美術館 3F展示室
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12/28-1/4、ただし1/2、1/3は臨時開館)

■出品作家

吉田志穂、潘逸舟、小森はるか+瀬尾夏美、池田宏、山元彩香

■関連イベント(小森+瀬尾が参加するイベントのみ)
アーティスト・クロストーク
2021年12月17日(金) 17:30~19:00 小森はるか + 瀬尾夏美 × 山元彩香
2022年1月7日(金) 17:30~19:00 吉田志穂 × 潘 逸舟
2022年1月14日(金) 17:30~19:00 潘 逸舟 × 池田 宏
本展出品作家の5組によるクロストークを行います。同日は夜間開館実施日のため20:00まで展覧会をご鑑賞いただけます。
会場|東京都写真美術館 2階ロビー(ミュージアム・ショップ前)
各回定員|50名
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展覧会「ナラティブの修復」

せんだいメディアテークにて開催される展覧会「ナラティブの修復」に出品いたします。

公式サイト→https://www.smt.jp/projects/narrative/

会期:2021年11月3日(水・祝)〜2022年1月9日(日)
会場:せんだいメディアテーク6階ギャラリー
開館時間:10時から19時(入場は18時30分まで)

■出品作家

阿部明子、磯崎未菜、菊池聡太朗、工藤夏海、小森はるか+瀬尾夏美、是恒さくら、佐々瞬、佐藤徳政、伊達伸明、ダダカン連

■関連イベント(小森+瀬尾が参加するイベントのみ)
展示作家による作品解説 ※各日14時から15時
①11月3日:(伊達伸明、菊池聡太朗、是恒さくら、佐藤徳政)
②11月21日:(阿部明子、小森はるか+瀬尾夏美、ダダカン連)
③12月11日:(工藤夏海、佐々瞬、磯崎未菜)

小森はるか+瀬尾夏美 「11歳だったわたしは 上映とワークショップ」
2022年1月8日(土)13時00分から16時30分
7階スタジオシアターおよび2階会議室
≪11歳だったわたしは≫のなかから、映像作品を7階スタジオシアターで上映します。
上映会につづけて、11歳のころの思い出について、展覧会で使われているテキストを用いて、
参加者がお互いに語り合うワークショップを2階会議室でおこないます。
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展覧会「日常のあわい」

金沢21世紀美術館にて開催される展覧会「日常のあわい」に出品いたします。

公式サイト→https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1788

会期:2021年4月29日(木・祝) – 2021年9月26日(日)
※7/31-8/31 休止
会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12・14
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
休場日:月曜日(ただし5月3日、8月9日、9月20日は開場)、 5月6日(木)、8月10日(火)、9月21日(火)

■出品作家

青木陵子+伊藤存
岩崎貴宏
小森はるか+瀬尾夏美
小山田徹+小山田香月
下道基行
髙田安規子・政子
竹村京

■展覧会カタログ
Amazonで販売中
https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E5%B8%B8%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%84/dp/4861528453

■関連イベント
トークとパフォーマンス《みえる世界がちいさくなった》金沢ver.
2021年7月25日(日)14:00〜15:30(開場13:45)
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=25&d=1960
パフォーマー:仁木このみ、宮崎竜成、大和楓
登壇:砂連尾理、小森はるか+瀬尾夏美

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2020 年初頭から始まった新型コロナウイルス感染症の流行は、発生から1年以上がたった現在も収束の兆しが見えないままです。世界中で人々の日常はすっかりその姿を変えてしまいましたが、日本はもとより地震や台風などの自然災害が多く、いつ日常が脅かされるかもしれない不安や緊張と隣り合わせで過ごしてきた人も多いでしょう。
本展覧会は、私たちが意識せざるをえなくなった「日常」について、今一度見つめ直すものです。そもそも日常を日常たらしめているものは何でしょうか。生活の中のちょっとした習慣や日課、家族や地域の中で共有されている約束ごと。とりたてて変化のない時間の流れや風景。しかしながら、当たり前に繰り返されている営みであっても、人によって、家族によって、異なる個々の日常が紡がれています。本展では、意識しないと見過ごしてしまう生活のなかのささやかな創造行為に着目した作品や、突然の喪失や災害に向き合う心の機微を捉えた作品、そして形を変えて続いていく日常をあらわにする作品を介して、日常と非日常のあわいにある「現在」を浮かび上がらせます。

展覧会「3.11とアーティスト:10年目の想像」

水戸芸術館 現代美術ギャラリーにて開催される展覧会「3.11とアーティスト:10年目の想像」に出品いたします。

公式サイト→ https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5111.html

会期:2021年2月20日(土)~5月9日(日)

会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー

■出品作家

加茂昂、小森はるか+瀬尾夏美、佐竹真紀子、高嶺格、ニシコ、藤井光、Don’t Follow the Wind

■関連イベント
《二重のまち/交代地のうたを編む》映画上映+アフタートーク
2021年5月9日(日) 14:00—(開場13:20/上映79分)
会場:水戸芸術館ACM劇場
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2021年3月、東日本大震災から10年目を迎えます。
当時自らも罹災し、臨時の避難所となった当館では、2012年に展覧会「3.11とアーティスト:進行形の記録」を開催しました。同展では震災を受けてアーティストが行ったさまざまな活動を、芸術であるか否かを問わず、時間軸に沿って紹介しました。大規模な災害を経験したばかりの頃、アートの意味や役割が問い直されるさなか、アーティストらがとった行動の大半は、支援と記録を主眼に置いたものでした。
あれから10年。アーティストたちは今や「作品」を通してあの厄災に応答しています。
本展では「想像力の喚起」という芸術の本質に改めて着目し、東日本大震災がもはや「過去」となりつつある今、あの厄災と私たちをつなぎ直し、あのとき幼かった世代へ、10年目の私たちへ、そして後世へと語り継ごうとする作品群を紹介します。
なぜなら、東日本大震災が露わにした問題の一つは、私たちの「想像力の欠如」だったからです。しかし、ものごとを想像する/させることは、そもそも芸術の重要な仕事の一つではなかったでしょうか。