令和元年東日本台風を語り継ぐ作品展 小森はるか+瀬尾夏美『山つなみ、雨間の語らい』

■開催情報
日時:2022年5月28日(土)〜6月19日(日)
開館時間:9:30〜16:00 月曜休館
会場:蔵の郷土館 齋理屋敷
   (宮城県伊具郡丸森町町西25)
   https://sairiyashiki.com/
※齋理屋敷への入場料(大人620円)がかかります。
※6月12日は無料開放日でとなります。

本展は、令和元年東日本台風の記憶を語り継ぐための展覧会です。
わたしたちは、昨年の春から半年間丸森町に滞在し、みなさんにお話を伺い、資料を調べ、変わりゆく風景の調査などを行ってきました。その活動のなかで、台風のことだけではなく、この土地の戦後史や祖先が語り継いできた民話、土着的な信仰のあり方、自然環境の変遷などについても知ることができました。一見関係がなさそうに見える事がらのなかにも、台風を語り継ぎ、ともにこれからを歩んでいくための大きなヒントが含まれていると感じています。
今回は、そうして見聞きしたものの断片を、映像や写真、文章や絵画として形にしました。

とくにご覧いただきたいのは、丸森のみなさんと一緒につくった『台風に名前をつける』という対話の場の映像記録です。かねてから水害が少なくはないこの土地で、安心して暮らしつづけるために、話し合い、起きた出来事に名前をつけ、それにまつわるさまざまなことを語り伝えていく。ちょうど明治三年の「サトージ嵐」のように、みなさんの生活に馴染み、未来へと語り継がれ、災害への心がまえの一助になってほしいと願っています。
ゆっくりと休憩していただけるスペースもご用意していますので、ぜひお気軽に足をお運びください。

お問合せ:
TEL:0224-72-6636(齋理屋敷)MAIL:komori.seo@gmail.com(小森瀬尾)

主催:小森はるか+瀬尾夏美
協力:島津信子、宍戸克美、刈田路代、佐藤浩昭、佐久間新平、佐藤秀夫、横塚明日美、鈴木悦郎、松崎せつ子、八島英俊、八島正子、柴原聡子、山田裕理、丸森ざっと昔話の会のみなさま、五福谷地区のみなさま、蔵の郷土館 齋理屋敷、東京都写真美術館