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ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

開催概要

小森はるか+瀬尾夏美  ほぼ8年感謝祭 あわいの終わり、まちの始まり

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
  新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

 2019年2月2日(土)、3日(日) 会場:せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

瀬尾夏美個展『あわいゆくころ』

 2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝) 会場:東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美個展『風景から歌』

 2019年1月29日(火)〜2月10日(日) 会場:Gallery TURNAROUND 

 

東日本大震災からおよそ8年が経ち、ボランティアを契機にはじまった私たちの共同制作の日々も同じだけ時を重ねました。被災した沿岸各地ではそれぞれに“復興”が進み、あたらしいまちの形が見え始めた場所も少なくありません。

波に洗われ、壊れたものが積み上げられた風景から、まちの痕跡が草はらに覆われていく姿、嵩上げや防潮堤などの巨大な土木工事を経て、あたらしいまちの営みがはじまる。

立ち止まる隙もないほど目まぐるしい日々のなかに確かにあった、一人ひとりの一途な歩み。私たちは陸前高田というまちで、その営みの片隅にいさせてもらいながら、その一部を作品として象ってきました。ふと振り返ると、あの頃まちの人びとが編み出していった言葉や感情、関係を繋いでいくためのさまざまな技術は、この度の被災にかかわらず、これからを生きていく誰でもに必要なものだとも思えます。

いよいよあたらしいまちでの暮らしが始まろうとしているいま、あらためて、私たちがつくってきた作品の数々を並べ直し、“あわいの日々”をまなざすための場をひらきます。

 

小森はるか+瀬尾夏美

 

主催:小森はるか+瀬尾夏美
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団、公益財団法人カメイ社会教育振興財団、公益社団法人 企業メセナ協議会GBFund

上映会

 せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター 

ほぼ8年の間に制作した作品群一挙公開!と、
新作「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」の上映会

2018年9月陸前高田で行った滞在制作から生まれた「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」を含む、2011年以降に制作した映像作品の数々を2日間にわたって上映します。また、2月3日(日)には、岡田利規氏(演劇作家、小説家)と濱口竜介氏(映画監督)をゲストに迎え、「テキストを発話すること」をテーマにしたミニレクチャーとトークイベントを行います。

日時:2019年2月2日(土)、3日(日)
    各日11:45開場、12:00より上映、上映開始15分前に開場
定員:150名(プログラム毎の入れ替え制、先着順、申込不要)
会場:せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
入場料:1回券 1,000円
    交代地上映券(トーク付) 2,000円 ※整理番号付
    2日間通し券 3,000円

 ※入場券は、2月2日(土)11:00より、メディアテーク7Fシアター入り口にて販売開始。
 ※1回券は、プログラムA~Eのどちらか1回をご覧になれます。
 ※プログラムF「交代地のうたを編む(仮称)」上映と、レクチャー+トークイベントのご観覧には、交代地上映券(トーク付)、もしくは、通し券をご購入ください。
 ※通し券は、全てのプログラムをご覧になれます。
 ※交代地上映+トークは整理番号順にご入場いただきます。整理番号はチケット購入時に発行されます。

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

■上映スケジュール

 2/2(土)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜15:10 プログラムA 
「あいだのことば」(64分/2012年/小森はるか)
「米崎町りんご農家の記録」(42分/2013年/小森はるか)
「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」(30分/2012年/小森はるか)
「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」(23分/2013年/小森はるか+瀬尾夏美)
「あたらしい地面/地底のうたを聴く」(21分/2015年/小森はるか+瀬尾夏美)
   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由
15:30〜17:10 プログラムB
「息の跡」(93分/2016年/小森はるか)
17:30〜18:50 プログラムC
「空に聞く」(75分/2018年/小森はるか)
19:10〜21:10 プログラムD
砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録(110分/2017年/小森はるか)

 2/3(日)  11:00受付開始 11:45開場

12:00〜13:10 プログラムE
「波のした、土のうえ」 (68分/2014年/小森はるか+瀬尾夏美)
13:30〜17:30 プログラムF
13:30〜14:30 上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」
(60分予定/2019年/小森はるか+瀬尾夏美)

15:00〜17:30 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」
ゲスト:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)
    濱口竜介(映画監督)
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)
   ※Fは整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映プログラム

 プログラムF  2/3(日)13:30-17:30   ※整理番号順に入場。交代地上映券または通し券をご購入ください。

上映「二重のまち/交代地のうたを編む(仮)」

60分予定/2019年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:古田春花、米川幸リオン、坂井遥香、三浦碧至
テキスト:瀬尾夏美/撮影:小森はるか、福原悠介/録音:福原悠介
録音・撮影助手:佐藤風子、森田具海/スチル:森田具海、布田直志
制作進行:清水 翼/現場応援:清水 仁、武田和恵、布田直志、水谷仁美

2018年9月。あたらしいまちの姿が見え始め、かつてのまちの面影が徐々に遠ざかりつつある陸前高田で行った、まちの人たちと遠くの土地からやってきた旅人(=パフォーマー)が出会い、会話を重ね、風景を共有するための仮設的な場をつくるプロジェクト。旅人たちはこの土地で編まれた物語『二重のまち』を通じて、15日間の滞在で見聞きし、思考したことを発話しようと試みる。ちいさな“継承”の始まりを記録し、そこからあたらしいうたを紡ぐ映像作品を制作していく。

*「二重のまち」(作・瀬尾夏美)とは?
「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」という副題を持つ短編の物語。嵩上げ工事などで造られた“あたらしいまち”とはるか地の底になった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人々の姿が描かれており、実在する人物をモデルとしている。

上映後 レクチャー+トーク 「テキストを発話すること」

登壇者:岡田利規(演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰)、濱口竜介(映画監督)、小森はるか+瀬尾夏美
司会:清水チナツ(インディペンデントキュレーター)

■ゲストプロフィール

岡田利規(おかだ・としき)
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。1973年横浜生まれ、熊本在住。従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は、『三月の5日間』にて第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』にて第2回大江健三郎賞。主な著書に『遡行:変形していくための演劇論』、『現在地』(ともに河出書房新社)などがある。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務めた。

濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)
映画監督。1978 年、神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、助監督や経済番組のAD を経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。2008 年、修了制作『PASSION』が国内外の映画祭に出品され高い評価を得る。その後も、震災後の東北を写した記録映画『なみのおと』『なみのこえ』『うたうひと』(共同監督:酒井耕)、5 時間を超える大長編ドラマ『ハッピーアワー』(2015)など、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。2018 年、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも出品された最新作『寝ても覚めても』が全国順次公開中。

清水チナツ(しみず・ちなつ)
インディペンデントキュレーター。1983年福岡県生まれ。宮城県在住。2011年から2017年までせんだいメディアテーク学芸員として、市民(在野の学習者)とともに展覧会企画制作、メディアセンター運営、フリーペーパーや書籍の編集、対話の場づくり、伝承民話の記録活動などを担当。主な協働企画展に「増山たづ子と東北の記録者たち」(2016年、SARP 2017年、ギャラリー・オフグリット)、「畠山直哉 まっぷたつの風景」(2016年、せんだいメディアテーク)。現在は写真家・志賀理江子の制作を担当。

 プログラムA  2/2(土)12:00-15:10   ※Aは作品ごとの入れ替えなし、出入り自由。

「あいだのことば」
 64分/2012年
撮影・編集:小森はるか

2011年、小森と瀬尾がボランティアで東北沿岸部を訪れたことを契機に、月に1度通いながら続けていた記録の一片。石巻市、陸前高田市で出会った3組のお家で撮影した1年間の会話の記録。

「米崎町りんご農家の記録」
 42分/2013年
撮影・編集:小森はるか

陸前高田市で瓦礫撤去のボランティア活動に参加した際に出会った、りんご農家のご夫婦との会話の記録。ご夫婦は津波の被害を受けた家の修復を待ちながら、家の脇に残った納屋を仮住まいにし、裏山のりんご畑を守りながら暮らしを続けていた。

「ボランティアセンタースタッフへのインタビュー記録」
30分/2014年
聞き手:瀬尾夏美
撮影・編集:小森はるか

2011年9月に小森と瀬尾は1ヶ月の東北移動滞在を続けながら、並行して、青森・岩手・宮城・福島の沿岸市町村の災害ボランティアセンターを一つずつ訪ね、運営スタッフの方のお話を伺った。今回の上映に合わせ再編集したインタビューの記録。

 

「砂粒をひろうーKさんの話していたことと、さみしさについて」
23分/2013年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

2011 年4 月から繰り返し訪ねている陸前高田に暮らすKさんの記録を中心にした映像とテキストによる作品。小森の映像がその場の状況や語りをありのままに伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。

「あたらしい地面/地底のうたを聴く」
21分/2015年
 制作:小森はるか+瀬尾夏美
 撮影・編集:小森はるか

陸前高田市森の前地区にある五本松という大きな石。昔から一里塚のような存在だったその巨石は、子どもたちの遊び場となり人びとに親しまれていた。大津波でも流されずに残ったが、嵩上げ工事によって埋まることが決まる。最後に何かがしたいと、まちの人びとは石を囲んで盆踊りをした。お別れを前に聞き取った石にまつわる記憶と、移り変わる風景を記録した作品。2015年に発表した「あたらしい地面/地底のうたを聴く」展の映像作品のみを上映。

 

 プログラムB  2/2(土)15:30-17:10

「息の跡」
93分/2016年
監督・撮影・編集:小森はるか/編集:秦岳志/整音:川上拓也
特別協力:瀬尾夏美/プロデューサー:長倉徳生、秦岳志
製作:カサマフィルム+小森はるか/配給:東風

津波により自宅兼店舗を流された陸前高田市の種苗店経営者・佐藤貞一さんの姿を追ったドキュメンタリー。佐藤さんは、震災直後から自宅跡地にプレハブを建て、営業を再開した。種苗販売のかたわら、津波の経験とその後の生活、また陸前高田の歴史や文化などを、独学した外国語で手記に綴っている。2013年からおよそ3年間の記録。

 プログラムC  2/2(土)17:30-18:50

「空に聞く」
75分/2018年
監督・撮影・編集:小森はるか
撮影・編集・録音・整音:福原悠介
企画:愛知芸術文化センター/制作:愛知県美術館

陸前高田災害FMでパーソナリティを務めた阿部裕美さんのドキュメンタリー。ラジオ収録の記録と当時を振り返る語りによって構成される。耳を傾けなければ聞こえてこないお話を聞き、同じ町に暮らす人たちへとその声を届けていく。阿部さんはラジオを通して、震災によって見えにくくなってしまった「町」をつなぎとめていた。愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品。

 

 プログラムD  2/2(土)19:10-21:10

砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録
110分/2017年
制作:「猿とモルターレ」アーカイブプロジェクト
撮影:小森はるか、酒井耕/編集:小森はるか、中村大地

砂連尾理(振付家・ダンサー)が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品『猿とモルターレ』。2017年3月に茨木市市民総合センターで上演された公演記録。

 プログラムE  2/3(日)12:00-13:10

「波のした、土のうえ」
68分/2014年
制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美/撮影・編集:小森はるか

津波をうけた沿岸の町、陸前高田で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録から物語を起こすように構成された3編の映像。この町に暮らしていた人びとと小森はるか+瀬尾夏美の協働によって制作された。同名の展覧会のインスタレーション内でも上映され、全国各地に巡回した。

 

 

 

あわいゆくころ

 東北リサーチとアートセンター 

瀬尾夏美 個展『あわいゆくころ』

2011年から現在まで、沿岸のまちで編まれた言葉や人びとの暮らし、仮設的な風景の変遷を綴りつづけてきた記録的なテキストによって、被災からあたらしいまちが出来るまでの“あわいの日々”を構成する展覧会。

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
東北リサーチとアートセンターHP
会期:2019年1月11日(金)〜2月11日(月・祝)
開室時間:金土日の13:00〜20:00(2/11は臨時開室)
 *ただし、2月2日(土)、3日(日)のみ10:00より開室。 
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

 

【関連企画】

1/23(水) やわつちサロン「アートによる“継承”を考える」

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]
日時:2019年1月23日(水)19:00〜21:00 
ゲスト:水谷仁美(せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員)
サロンマスター:瀬尾夏美
参加費:500円 ※申込不要
イベント主催:やわらかな土から

■ゲストプロフィール

水谷仁美(みずたに・ひとみ)
せんだいメディアテーク/名古屋芸術大学 リベラルアーツ総合研究所 研究員。名古屋大学大学院情報科学研究科修了。あいちトリエンナーレ2016 アシスタント・キュレーターを経て、現在はメディアテークで市民協働・震災アーカイブの「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当。 同時に、地域が抱える厄災の記憶を扱うカウンターモニュメントやアートプロジェクトの研究を行う。

 



風景から歌

 Gallery TURNAROUND 

瀬尾夏美 個展『風景から歌』

沿岸のまちで聞いた言葉や、そこで営まれる暮らしのあり様から編んだ三つの物語『二重のまち』『飛来の眼には』『みぎわの箱庭』を、絵画、ドローイング、テキストで構成する展覧会。

会場:Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
会期:2019年1月29日(火)〜2月10日(日)
開館時間:11:00〜19:30 日曜は17:00まで
休廊日:月曜日
入場料:展示は入場無料(イベントは参加費あり)

主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND、公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
2018年度仙台市文化プログラム「二重のまち/交代地のうたを編む」

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへお問い合わせください。
http://turn-around.jp/

 

【関連企画】

1/29(火) オープニングトーク

会場:Gallery TURNAROUND
日時:2019年1月29日(火)18:30〜
18:30〜オープニングパーティ
19:00〜トークイベント
登壇者:清水建人(せんだいメディアテーク学芸員)、関本欣哉(Gallery TURNAROUND代表)、瀬尾夏美
参加費:500円
定員25名、予約優先
申し込み先:info(*)turn-around.jp (*)を@にしてお送り下さい。
主催:小森はるか+瀬尾夏美、Gallery TURNAROUND

 

■ゲストプロフィール

清水建人(しみず・けんと)
せんだいメディアテーク学芸員。2001年から現職。おもな企画展に「高嶺格 大きな休息」(2008年)、「志賀理江子 螺旋海岸」(2012年)、「記録と想起 イメージの家を歩く」(2014年)、「物語りのかたち」(2015年)、「コンニチハ技術トシテノ美術」(2017年)、「ヒスロム 仮設するヒト」(2018年)などがある。

関本欣哉(せきもと・きんや)
Gallery TURNAROUND代表。1975年宮城県仙台市生まれ。90年代後半よりアート作品の制作、発表をはじめる。2010年 より社会に繋がる表現の場として「Gallery TURNAROUND」を設立。2016年 美術学校「仙台藝術舎/creek」を開校。 2019年より「スタジオ開墾 Kaikon Art Studio Sendai」統括ディレクター。

 



出版関連

 【関連企画・book cafe 火星の庭】 

瀬尾夏美単著 出版記念トークイベント

出版記念として、企画チームの三人で本書が出来るまでの背景や製作に関するエピソードについてあれこれお話します。

会場:book cafe火星の庭(仙台市青葉区本町1-14-30)
日時:2019年2月9日(土)19:00~21:00
登壇者:瀬尾夏美、櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1,000円(ワンドリンク、会場限定のおまけ付き)
定員30名、予約優先
申し込み先:awaiyukukoro(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。
お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
共催:book cafe 火星の庭、あわいゆくころ企画室

■瀬尾夏美 単著『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』
震災後、陸前高田で作品をつくってきた著者が、被災からあたらしいまちの始まりまでの約7年間を“あわいの時間”と捉えて、当時生まれた感情や思想、風景、出会った言葉などを拾い直しながら編んだ初の単著。これまでに自身がツイッター上に綴ってきた言葉と、それらを2018年のいま再び読み返し、歩き直しながら書いたエッセイ、そしてこの出来事を「遠い未来に誰かが語る」、その時間を想像しながら描いた絵物語で構成される。
出版:晶文社
価格:2,000円(税別)
2月1日発売

 
 【関連企画・THE6】 

TALK『アートブックの編集とデザインの裏側』

せんだいメディアテークのプロジェクト「アートノード」のトークシリーズ。今回は、アートブックやアートに関わる書籍の編集とデザインに関わるゲストを招き、具体的な作品を事例に企画・制作から納品までの一連のプロセスについてお話していただきます。編集者とデザイナーがどのような考え方で、どのようなプロセスで書籍を作り上げるのか、丁寧に紐解きます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)13:00〜14:30(開場12:30)
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1000円
https://artnode.smt.jp/event/20181218_5415
定員 30 名(要予約)
申し込み先:一般社団法人Granny Rideto
E-mail : gr(*)grannyrideto.com (*)を@にしてお送り下さい。
TEL : 080-9638-9852
企画運営:一般社団法人Granny Rideto
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)

 
 【関連企画・THE6】 

6LABO vol.42 ワークショップ『アーティストの文章を素材に、編集とデザインを考える』

仙台春日町で行うプロジェクト6LABO。アーティストと一緒に本をつくるとき、編集者やデザイナーは何を考え、どのような手順で製作を進めているのでしょうか。今回のワークショップでは、ふだんアートの分野で本づくりを行う編集者とデザイナーをお呼びし、編集とデザインそれぞれの考え方を体感します。
素材にするのは、震災後の陸前高田を記録してきた、アーティストの瀬尾夏美さんの新著の文章です。簡単なワークを通じて、編集とレイアウトの方法による見え方の違いや、読む体験の変化について考えます。

会場:シェア型複合施設 THE6(仙台市青葉区春日町9-15 THE6 3階)
日時:2019年2月10日(日)15:00〜17:00
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、小池俊起(デザイナー)
参加費:1500円
http://the6.jp/event/6labo42_20190210/?fbclid=IwAR1qcxjscusQy3as8xse95zkPZccqKFaeXY5A1591NClmUDbFrzxmN2KkIM
10名(要事前予約)
持ち物:筆記用具(鉛筆かシャープペン、赤ボールペン、消しゴム)、定規、はさみ
申し込み先:THE6 
E-mail:contact(*)the6.jp (*)を@にしてお送り下さい。
タイトル「6LABO vol.42」・お名前・メールアドレス・参加人数をご記入ください。
主催:THE 6

 

■ゲストプロフィール

櫻井 拓(さくらい・ひろし)
編集者。1984年宮城県生まれ、京都府在住。アートの分野を中心に、作品集や展覧会カタログ、書籍などの印刷物を編集。最近の主な仕事に、『ゴードン・マッタ゠クラーク展』(東京国立近代美術館、2018年)、『引込線2017』(引込線実行委員会、2018年)、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、芸術批評誌『ART CRITIQUE』(n.01–04、2010–2014年)など。展覧会の企画に、小森はるか+瀬尾夏美、佐々木友輔、髙橋耕平「記述の技術 Art of Description」(林田新との共同企画、ARTZONE+MEDIA SHOP gallery、京都、2016年)など。

小池俊起(こいけ・としき)
グラフィックデザイナー。1989年群馬県生まれ、東京都在住。書籍を中心に印刷物のデザインを手がける。最近の主な仕事に、『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、『本を、考えてみた』(アーティストブック展実行委員会、2017年)、『坂口寛敏 Pascal Garden, Sea, Light』(東京藝術大学美術学部、2017年)、中村キース・ヘリング美術館監修『キース・ヘリング アートはすべての人のために。』(美術出版社、2016年)など。

 





アクセス・問合せ

■アクセス

・東北リサーチとアートセンター[TRAC]
住所:仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」東1出口より徒歩1分
https://artnode.smt.jp/etc/20170630_1470

・Gallery TURNAROUND
住所:仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1F
アクセス:地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩5分
http://turn-around.jp/

・せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター
住所:仙台市青葉区春日町2−1
アクセス:地下鉄南北線「勾当台公園駅」公園2出口より徒歩6分。地下鉄東西線「大町西公園駅」より徒歩13分。仙台市営バス 仙台駅前-60番(仙台TRビル前、地下鉄仙台駅「中央2」出口前)のりばから「定禅寺通市役所前経由交通局大学病院」行き(系統番号がJまたはXで始まるバス)で約10分、メディアテーク前下車。
https://www.smt.jp/info/access/

 

■問合せ先

小森はるか+瀬尾夏美 
メール:komori.seo2018(*)gmail.com (*)を@にしてお送り下さい。

個展『風景から歌』についてはGallery TURNAROUNDへ
http://turn-around.jp/




カレンダー

映像作品「波のした、土のうえ」上映情報

■名古屋

第32回 自主製作映画フェスティバル

会場:名古屋シネマテーク

日時:2018年12月21日(金)〜23日(日)

Cプログラムにて、「ちかくてとおい」(監督 大久保愉伊)との併映です!

 

■山口

マーク・テ+YCAM共同企画展「呼吸する地図たち」

会場:山口情報芸術センター

日時:2018年12月15日(土)〜2019年3月3日(日)

3 がつ 11 にちをわすれないためにセンター展覧会「記録と想起・イメージの家を歩く」より、小森はるか + 瀬尾夏美「波のした、土のうえ」、鈴尾啓太「沿岸部の風景」、藤井光 「沿岸部の風景記録」が展示されます。

 

■東京 終了しました

交差する視点 - 日仏インディペンデント映画特集

会場:アンスティチュ・フランセ東京

日時:2018年11月9日(金)

15:30〜「人間ピラミッド」(監督 ジャン・ルーシュ)

18:00〜「波のした、土のうえ」、「THE COCKPIT」(監督 三宅 唱)

上映後、三宅監督によるティーチインがあります!

 

巡回展「波のした、土のうえ」in秋田

小森はるか+瀬尾夏美

第10回 巡回展 波のした、土のうえ in 秋田

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in AKITA

「波のした、土のうえ」。津波のあとに残された痕跡とそこに宿る人びとの記憶を、素手で収集しつづける一連の行為の集積が、大津波から7年を経て、日本の各地へと巡回していきます。
第10回目は、秋田ケーブルテレビCNA内にある「秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT」で開催します。期間中は小森+瀬尾によるギャラリートークのほか、秋田公立美大教員の方が主催している「向三軒両隣」と共に、二夜連続公開講座を行います。

会期:2018年10月6日(土)~12月2日(日)
開館時間:9:00〜18:00
会場:秋田公立美術大学ギャラリーBIYONG POINT
(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ内)

観覧無料

WEB:http://www.akibi.ac.jp/news/21555.html


【会期中イベント】

ギャラリートーク

日時:10月6日(土)18:00~19:30
会場:BIYONG POINT
参加費無料、予約不要

小森+瀬尾による二夜連続公開講座

①土地に入って作品をつくる
日時:11月15日(木)18:00~20:00
②展覧会をつくり、使う
日時:11月16日(金)18:00~20:00

会場:アラヤイチノ(秋田市新屋表町8-11)
参加費無料、予約不要
共催:向三軒両隣


共催:小森はるか+瀬尾夏美、秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた

協力:CNA秋田ケーブルテレビ

【お問い合わせ】
NPO法人アーツセンターあきた
TEL: 018-888-8137
Mail: info@artscenter-akita.jp
BIYONG POINT Facebook:https://www.facebook.com/biyongpoint/

 

「星空と路ー資料室」

2018年2月24日(土)-4月22日(日) 9:00-22:00
※3月22日(木)はお休み

場所:せんだいメディアテーク 7f ラウンジ
※3月7日(水)-11日(日)は1f オープンスクエアで同時開催

入場無料

公式ホームページ http://recorder311.smt.jp/information/57403/

震災まつわる事柄を記録してきた「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の参加者による、震災から7年をむかえる今の活動や記録群の一部を展示しており、小森+瀬尾も参加しています。

各地の人たちが朗読した「二重のまち」の声、陸前高田の人たちとつくった映像「声の辿り」、短い新作テキストと写真「あのころの風景」から構成しました。

 

 

巡回展「波のした、土のうえ」in広島

広島市現代美術館 オープンリサーチ・プロジェクト

小森はるか+瀬尾夏美 巡回展「波のした、土のうえ」in広島

「波のした、土のうえ」。津波のあとに残された痕跡とそこに宿る人びとの記憶を、素手で収集しつづける一連の行為の集積が、大津波から6年を経て、日本の各地へと巡回していきます。第9回目は広島での開催です。広島市現代美術館での展覧会「交わるいと」に合わせ、糸や布の魅力をひろく知り、「あいだ」についてふかく考えるためのプロジェクトとして、地下1Fスタジオで展示をします。

会期:12月12日(火)~2月4日(日)

開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで

休館日:月曜日(ただし1月8日、2月12日は開館)、1月9日(火)、2月13日(火)、年末年始(12月27日~1月1日)

会場:広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ

〒732-0815  広島県広島市南区比治山公園1-1

観覧無料


【会期中イベント】

てつがくカフェ 『二重のまち』から考える

瀬尾夏美のテキスト作品『二重のまち』をもとに参加者同士で対話する、
てつがくカフェを開きます。

日時:1月14日(日)13:00~16:30

ファシリテーター:西村高宏さん(福井大学 医学部 准教授)

ファシリテーショングラフィック:近田真美子さん(福井医療大学 看護学科 准教授)

会場: 地下1階ミュージアムスタジオ

参加費無料、予約不要


【スピンオフ企画】

ナイトトーク「仙台から/広島から」

登壇者:平野 薫さん(アーティスト、「交わるいと」参加作家)、柿木伸之さん(広島市立大学国際学部 准教授)、小森+瀬尾

日時:1月16日(火)19:00~21:00

会場:Social Book Cafe ハチドリ舎

広島市中区土橋2-43-201

参加費:1,000円(1drink付)

参加費無料、予約不要


【同時開催】

展覧会|交わるいと 「あいだ」をひらく術として

2017年12月22日(金)~2018年3月4日(日)
https://hiroshima-moca.jp/majiwaruito/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬尾夏美出品「本を、つくってみた」

本を、つくってみた−アーティストブックの制作と展示−

ARTISTS’ BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO

展覧会HP:http://artistsbookexhibition.com/

会場:NADiff/a/p/a/r/t, void+, switch point, HIGURE17-15 cas, Gallery TURNAROUND, LOOP HOLE

会期(6会場全体):2017.11.21-2018.1.21

 

*瀬尾夏美 出品会場:HIGURE 17-15 cas

http://hgrnews.exblog.jp/

会期:2017年11月18日(土)− 12月10日(日)

時間:13:00−19:00 ※月曜、火曜休廊

参加作家名:板津 悟、岩熊力也、O JUN、木村俊幸、瀬尾夏美、夏目ふみ、丸山常生、三井田盛一郎

新・今日の作家展2017「キオクのかたち/キロクのかたち」

WEB:http://ycag.yafjp.org/our_exhibition/new-artists-today-2017/

出品作家:久保ガエタン、小森はるか+瀬尾夏美、是恒さくら、笹岡啓子

主催:横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)

助成:芸術文化振興基金

協力:児玉画廊、認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、石巻工房

協賛:アサヒビール株式会社

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「新・今日の作家展」は横浜市民ギャラリーが開館した1964年から開催してきた年次の現代美術展「今日の作家展」(〜2006年)の名を冠し、昨年より再始動した現代美術の動向を紹介する展覧会です。

本年は「キオクのかたち/キロクのかたち」をテーマに、土地や歴史の調査、人々へのインタビューなど、自己の外部にあるもの・過去の事物との接触を制作過程に取り入れて作品を発表する作家を紹介します。失われてしまったものや時を経て変化したものの記録、人々の中に息づく記憶が、作家というフィルターを通して作品へとかたちを結びます。また、その作品が新たな記録の役割をも担っていきます。

自身のルーツや常識外の現象などへの関心を掘り下げ、多角的に調査しインスタレーションをおこなう久保ガエタン(1988年生まれ)。2012年より陸前高田、2015年から仙台を拠点とし、現地を中心に人々にインタビューを行い制作する映像作家の小森はるか(1989年生まれ)と画家の瀬尾夏美(1988年生まれ)。各地の捕鯨文化や狩猟・漁労文化についてオーラルヒストリーを収集し手工芸やリトルプレスのかたちで発表する是恒さくら(1986年生まれ)。出身地の広島について考察した写真の発表、東日本大震災の被災地を含む日本各地での撮影を通じ、災害から復興を遂げる場所に向き合ってきた写真家の笹岡啓子(1978年生まれ)。

記憶・記録へのまなざしは様々です。彼らの作品に触れることは、“いま”や“わたしたち”を見つめ直す契機となることでしょう。
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<会期中イベント>
*是恒さくらパフォーマンス“『ありふれたくじら』を読む”
9月23日(土・祝)、24日(日)13:00~13:30
会場|展示室B1

*クロストーク「継承のかたち」
小森はるか+瀬尾夏美×山本唯人(青山学院女子短期大学助教、社会学・空襲研究)
9月23日(土・祝)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*対談「1,2,3,太陽!」
久保ガエタン×山川冬樹(現代美術家、ホーメイ歌手)
9月24日(日)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*クロストーク「爆心地の写真」
笹岡啓子×倉石信乃(明治大学教授、写真史)× 小原真史(映像作家、キュレーター)
10月1日(日)14:30~16:00
会場|4階アトリエ

*学芸員によるギャラリートーク
9月30日(土)14:00~14:30
会場|展示室1,B1

 

瀬尾夏美 ヨコハマトリエンナーレ出品

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」

会期:2017年8月4日(金)‐ 11月5 日(日) 開場日数:88日間

休日:第2・4木曜日(8/10、8/24、9/14、9/28、10/12、10/26)

時間:10:00 – 18:00 (最終入場17:30)
[10/27(金)、10/28(土)、10/29(日)、11/2(木)、11/3(金・祝)、11/4(土)は20:30まで開場(最終入場20:00)]

WEB:http://www.yokohamatriennale.jp/2017/index.html

 

【瀬尾夏美 展示場所】

横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館 会場

「波のした、土のうえ」上映予定 2017.7-8

「波のした、土のうえ」上映

 

 

 

 

 

・あきる野映画祭

http://www43.tok2.com/home/akirunofilmfestival/

日時:2017年7月28日(金) 17:30〜

会場:五日市会館

※終了後、小森舞台挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ここdeシネマ 第7回

https://www.facebook.com/events/829409417215193/

日時:2017年8月11日(金・祝)13:30〜

会場:相模女子大学グリーンホール多目的ホール

巡回展 波のした、土のうえ in 新潟

小森はるか+瀬尾夏美

巡回展 波のした、土のうえ in 新潟

Komori Haruka + Seo Natsumi

Traveling Exhibition
’’under the wave, on the ground’’ in NIIGATA

会期:2017年4月29日(土)~5月21日(日)

休館日:月曜日、5/9振替休

時間:9:00 – 21:00

展示会場:砂丘館ギャラリー(蔵)

住所:〒951-8104 新潟市中央区西大畑町5218-1

入場料無料(一部イベントは有料)

砂丘館web:http://www.sakyukan.jp/

 

お問い合わせ

スクリーンショット 2017-04-12 22.17.14

 

 

 

 

砂丘館(指定管理者:新潟絵屋・新潟ビルサービス)

TEL/FAX:025-222-2676 Mail:sakyukan@bz03.plala.or.jp

休館日:月曜日

 

アクセス

砂丘館はどっぺり坂の上にあります。
■ 会sakyukanmap_2016場には駐車場がありません。また、周辺の道路は駐車禁止です。公共交通機関をご利用ください。

■ 新潟駅からのバス:浜浦町線C2系統または 観光循環バス乗車、バス停「西大畑坂上」下車徒歩1分
■ 新潟市西堀地下駐車場をご利用の方は、駐車券掲示にて1時間分の無料券を差し上げます。

 

 

 

 

 

 

巡回展「波のした、土のうえ」概要  

大津波から6年が経ちました。津波に洗われた東北の沿岸部にあったように、どこに暮らす人にも、きっと同じように6年という時間があったと思います。

私たちは、東京の学生だった2011年4月に初めて東北の沿岸部を訪れ、土地の人たちに助けられていく体験を通して、「ここで暮らしている人たちの声をどこかに届けたい」と考えるようになりました。そこで、時間や距離を越えて声を届けるひとつの方法として、「記録」に向き合いはじめます。 2012年春には岩手県沿岸南部に位置する陸前高田市に拠点を移し、その土地で暮らすことを選びました。私たちはただただ、形を変えていく風景を目の当たりにしながら、陸前高田の人たちに話を聞かせてもらいながら、そこにある日々のかたわらに身を置き続けました。私たちの作品は、その土地と、その土地に生きる人たちの声を拾おうとする一連の行為の集積と言えるかもしれません。私たちは、それらが土地の「記録」の一部となることを願い、また、声を届ける「表現」のひとつの形となるように、と考えています。

本巡回展は2014年冬に発表した「波のした、土のうえ」という作品群の展示を軸とし、それ以後から現在までの復興工事のさなかの風景を歩くなかで、時にはこれからを想像しながら、それぞれの巡回先であたらしい構成をつくり発表を重ねていくものです。そして同時に、訪れる土地で出会えるであろう人たちとの対話を願っています。

大津波に洗われた陸前高田に経過した時間と同じように、他の土地に流れた時間もまた、あの時誰もが予想したどれとも違うものであったでしょう。声を届けながら、声を受け取っていく。巡回の過程を通して、私たちの展覧会は有機的な運動をともない、更新されていきます。
大津波から7年目のある日に、あなたと出会えることを、たのしみにしています。

2017年4月 小森はるか+瀬尾夏美

 

会期中イベント

参加費各500円 申込不要、直接会場へ

会場:砂丘館ギャラリー(蔵)または和室

◾︎小森+瀬尾によるギャラリーツアー

2017年4月29日(土)14:00-15:00

 

◾︎トークイベント

2017年4月30日(日)14:00-16:00 

ゲスト:北野 央さん(仙台市市民文化事業団 主事)、

山崎麻里子さん(公益社団法人中越防災安全推進機構マネージャー)

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北野 央 (きたの・ひさし)

1980年北海道札幌市生まれ。仙台市市民文化事業団 主事。2011〜2017年まで、せんだいメディアテークが実施する東日本大震災の市民参加型アーカイブ事業「3がつ11にちをわすれないためにセンター」など、地域文化の記録活動のサポートと利活用の場づくりを主に担当する。

 

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山崎麻里子 (やまざき・まりこ)

1978年新潟県長岡市出身。2004年社団法人北陸建設弘済会,2008年NPO法人中越防災フロンティアを経て,2010年,(公社)中越防災安全推進機構に入社。2011年10月にオープンした「中越メモリアル回廊」の拠点施設「長岡震災アーカイブセンターきおくみらい」を担当。震災アーカイブ・伝承活動を行う。

 

 

◾︎アーティストトーク

2017年5月6日(土)14:00-15:30

登壇者:小森はるか+瀬尾夏美 聞き手:大倉 宏(砂丘館館長)

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photo 榎本千賀子

大倉 宏 (おおくら・ひろし)

美術評論家。砂丘館館長、新潟絵屋代表。1957年新潟県生まれ。85~97年新潟市美術館に学芸員として勤務後、フリーとなり、新潟を拠点に美術評論を行う。著書に『東京ノイズ』(アートヴィレッジ)、共著に『越佐の埋み火』(新潟日報事業社)、編集・構成に『洲之内徹の風景』(春秋社)。新潟大学、長岡造形大学講師。

 

 

◾︎トークイベント

2017年5月20日(土)15:00-17:00 

ゲスト:小林 茂さん(映画監督)、

旗野秀人さん(新潟水俣病安田患者の会事務局長)

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photo 橋本紘二

小林 茂 (こばやし・しげる)

1954年新潟県南蒲原郡下田村生まれ。映画監督。足尾鉱毒、ハンセン病や水俣病患者救援活動に関わる。柳澤寿男監督の助監督のあと『阿賀に生きる』で日本映画撮影監督協会第1回JSC賞、監督作品『わたしの季節』で文化庁映画大賞などを受賞。最新作『風の波紋』が公開中。著書に『雪国の幻灯会へようこそ』(岩波書店)など多数。現在、長岡市在住。透析歴10年。和光大学教授。

 

 

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旗野秀人 (はたの・ひでと)

1950年阿賀野市(旧安田町)生まれ。71年より家業の大工を継ぎながら、新潟水俣病未認定患者の運動に取り組む。水俣、阿賀、渡良瀬、草倉のお地蔵さんを建立。水俣病問題を文化運動として展開し、今日に至る。新潟水俣病安田患者の会事務局長、冥土のみやげ企画。ドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」製作発起人、(株)旗野住研取締役社長。

 

 

 

◾︎てつがくカフェ 朗読会『二重のまち』

2017年5月21日(日)14:00-16:30

ファシリテーター:八木まどかさん

瀬尾夏美の作品『二重のまち』の朗読会のあと、対話の場・シネマてつがくカフェを開きます。休憩時にはお飲物、お菓子をご用意しております。

*てつがくカフェとは?
わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、「そもそもそれって何なのか」といった問いを投げかけ、「対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

*『二重のまち』とは?
瀬尾夏美によるテキスト。副題に「2031年、どこかで誰かが見るかもしれない風景」とあり、かさ上げや高台造成などでつくられた“あたらしいまち”と、はるか地の底となった“かつてのまち”を行き来しながら暮らしを紡ぐ人びとの姿が描かれています。

八木まどか

八木まどか (やぎ・まどか)

1990年生まれ、群馬県前橋市出身。東北大学大学院修了。2012年からてつがくカフェ@せんだいのスタッフとして、進行役などを務める。現在は会社員をしながら、関西でてつがくカフェを開く。

 

 

 

主催:砂丘館

共催:小森はるか+瀬尾夏美

デザイン:伊藤裕

ロゴデザイン:浅田大輔

助成:公益財団法人朝日新聞文化財団

協力:一般社団法人NOOK、せんだいメディアテーク3がつ11にちをわすれないためにセンター、てつがくカフェ@せんだい

感謝:阿部裕美さん、鈴木正春さん、紺野勝代さん、陸前高田のちっちゃな花菜(はな)畑のみなさま、陸前高田災害FM、佐々木農機、食堂かもん、大坂写真館、陸前高田のみなさま、住田町のみなさま

これまでの巡回地
第1回 2015.4.25-5.5 岩手県陸前高田市(喫茶 風)
第2回 2015.8.23-9.13 岩手県盛岡市(Cyg art gallery)
第3回 2016.1.9-1.31 兵庫県神戸市(KIITO)
第4回 2016.1.26-2.7 宮城県仙台市(Gallery TURNAROUND)
第5回 2016.2.20-3.6 福島県福島市(ギャラリー・オフグリッド)
第6回 2016.7.8-7.31 東京都千代田区御茶ノ水(ギャラリー蔵)
第7回 2017.1.8-1.18 兵庫県尼崎市(水堂須佐男神社)

 

<関連情報>

ドキュメンタリー映画「息の跡」(小森はるか)

スクリーンショット 2017-04-13 0.02.12

シネ・ウィンドで公開

http://ikinoato.com/theater/
上映期間:5月20日~6月2日
5/20(土)10:00の回終了後、小森舞台挨拶
会場・問合せ先:新潟・市民映画館 シネ・ウインド 025-243-5530

https://www.cinewind.com/